上海ジョギングコース (世紀公園&外灘)

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ここ上海では、過去数年で急速にランニングがブームになってきました。上海に限らず中国の都市部ではどこもだと思います。


上海市の中心部だと、世紀公園をぐるりと一回りするコースが一般的ですが、昨年歩道や施設などの整備が更に進み、ブームに拍車をかけている感じです。


▶︎ 百度(Baidu)版のストリートビューはこちら。中国はGoogleのストリートビューでは見えませんから。

この周回コースでは、夜遅くまで多くの人が走っています。どっちかという初心者が多いですね。最新ウェアの人が多いですが、綿のTシャツで走っている人の割合もまた高いです。日本でジョギングを日常されている方は、全く気後れすることなく、というよりも流れをリードして走れるでしょう。このエリアは治安も問題ないので、ごく普通に走れます。


本当は世紀公園の中の方がずっと道が広いし、緑の中、湖面を眺めながら走れるので爽快なのですが、入園に確か10元(170円)ほど取られるので、日常走るならやっぱり外周路になります。


世紀公園の外周路、愛称は上海緑道、SHANGHAI GREENWAY。舗装も綺麗な機能性舗装になり、非常に快適です。車道に目を転じれば、夜は時々ロードバイクが隊列を組んで、高速で疾走して行きます。街中でこんなことができるのも幅広い道路のなせる技。自転車乗りの方には羨ましいかも知れません。街中でも片側6車線あったりしますからね。さすが大陸、土地の使い方が太っ腹です。


ところで、ここ上海のランナーや歩行者にとって一番危ないのは、何と言っても電動バイクです。スクーター/原付バイクの99%が電動なので、完全に無音。おまけに歩道も平気で走るので、危ないことこの上ありません。夜間はライトでわかるし数も少ないですが、日中は特に交差点付近では十分気をつけましょう。どんどん乗り上げてきます。日本に電動スクーターはないので、なかなか慣れませんね。

ついでに言うと、道路を渡るときは、日本と左右逆なので、必ず両方をキョロキョロ見回すのが安全です。ドライバーに歩行者優先の思想がまったくないので、基本突っ込んで来ますから。


この素晴らしき電動バイク、路上で見ると一見ただの古いスクーターなのですが、


止まっているのをよくよく見ると、足を置くところに何やら車のバッテリーのようなものが乗せられています。というかバッテリーですね。青いバッテリー以外はかなり簡素な作りであることが見て取れます。


ちなみにこんな配線むき出しの手作り感溢れる、かなり年季の入った電動バイクもあります。まあバッテリーとモーターがあれば作れるので、エンジンと変速機をベースとしたメカニズムよりだいぶ簡単なのでしょう。大気汚染もあって国の規制もゆるいのかも知れません。モノの品質としては低そうですが、EV(電気自動車)にも繋がるこの乗り物文化、システムとして考えれば、実は日本より社会的に先行していると捉えても良さそうです。それにしても、充電はバッテリーを外して家の中でやっているのかな?雨が降っても大丈夫?いろいろ気にはなります。


さて、世紀公園の方はこれくらいにしておきます。観光スポットとして有名な外灘(ワイタン)にも、最近新しいジョギングコースが綺麗に整備されました。どこまで行っているのかまだ試していませんが、 いずれ走ってみるつもりです。(と言いつつ、なかなか時間が取れないんですよね〜。)


外灘の方は居住エリアから少し離れ、観光地でもあるので、夜走っている人は世紀公園に比べるとぐっと少なくなります。でもこっちには夜景を見ながら走れるという特典がありますから、行きたい方を選べば良いでしょうね。旅行や出張の方はこっちの方が便利ですしね。


以上、上海市中心部のランニングコースを2つご紹介しましたが、長池公園周辺や尾根緑道、尾根幹線など、多摩ニュータウンのランニング環境は素晴らしいな〜と、改めて感じています。空気は綺麗だし歩道は広い、緑に囲まれながら走れて、おまけに適度なアップダウンがあってトレーニング負荷も十分(これは好み次第ですけど)。上海はフラットすぎますし空気もいいわけではありませんから。書いていたら、そちらも走りたくなりました。いつになるかな〜?


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