天王橋からのオレンジ色のスカイツリー

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連休初日の今日、早く目が覚めてしまいました。日の出前でまだ暗かったので、特に当てもなくとりあえずランニングに出発。東の空が少し明るくなってきて、以前多摩よこやまの道から日の出を見たことを思い出してそっち方向に決定です。ついでにスカイツリーが見えるかも、という期待も。
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↓4:30 長池公園。八王子の日の出は4:53ということですので、もうちょっとですね。空気は爽やかというよりひんやりしています。冬場だと6時過ぎてもこれより暗いので、いい季節になってきたなーと実感します。
↓唐木田の橋の上。日の出までもう少し。
↓そういえば今日は武相マラソンなのですね。出たことはないですが、アップダウンが激しいという話を聞いたことがあります。コース図のPDFがこちらにありました。「N」の地点をスタートにすれば南大沢からも近いです。あとで走ってみよう。
この後はひたすら尾根幹沿いを走って、多摩よこやまの道の終点手前から上にあがって、無線塔のそばの天王橋まで行きました。そして...

↓霞んでいるにも関わらず、オレンジの朝の光の中にスカイツリーが見えました!先週の城山からは微かに見えるかどうかでしたが、今日は比較的はっきり見えます(※写真は橋から少し上に上がった住宅地から)。Google Mapsで測ると、城山からは約50km、ここからは約30kmです。距離がだいぶ近いことも影響しているのでしょう。
↓天王橋の橋の反対側は多摩丘陵地帯。真ん中に富士山が見えます(写真だと見えにくいですが)。
↓この後、もう少し先の「見晴らし緑地」まで進みましたが、こちらの眺めは、東京スカイツリーにちょうど別のビル(形からしてNTTドコモ代々木ビル)と送電線がかかるため、景色としては今ひとつでした。視界が開けているだけに、惜しいなーという感じです。
そこからは同じコースを戻るのもつまらないので、永山に降りて乞田川沿いを走ります。6時半までに家に戻らなくてはいけなかったため最近になくハイペースとなりましたが、何とか無事に到着。で、まだ6時過ぎ。これは一日が長く使えますね。それともその分早く眠くなるだけかな?

夜のランニングは足下に気をつけましょう

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昨日は昼夜ともに食べ過ぎたので、夜も遅くなってからジョギングに出ました。そんな夜に少し距離を延ばしたい時は、尾根幹か多摩境通りか多摩ニュータウン通りが便利です。歩道に真っ暗な部分が少なく、幅が広くて路面がきれいなので安心して走れます。

そういえば、ランニングを始めてからこれまで、アスファルトの上で3回転びました。3回ともダメージは大きかった...。転倒というと山道の方が危なそうですが、実は転倒自体のダメージはアスファルトの方が大きいくらいです(なにせ路面が硬いので)。
3回がどういう転び方だったか?
  • マンション工事の排水ホースに気づかずつまずいた。
  • 歩道上のブロックが陥没しているのに気づかずつまずいた。
  • 空き地のフェンスのワイヤーが歩道にはみ出していて足を取られた。
いずれも予想しないところで突然足を取られたので、思いっきり転倒です。スピードも出ているので、ウェアに穴があいたり、膝が血まみれになったり、時計に擦り傷がついたり、結構派手な結果になりました。
というわけで、(夜に限りませんが)特に夜は足下が見えづらいので、ランニング時には気をつけましょう!

iPhoneのメール着信通知の設定 - ベストなプッシュ方式はどれ?

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iPhoneを買ってから気づくことがいろいろあります。メールの着信通知もその一つ。iPhoneにはLEDがないのですね...。となるとメール着信の有無をできるだけ簡単に知る方法が必要です。
学生ですから机の上に出しておくのはNGで、カバンに入れておいて休み時間にサッと確認、という形になるでしょう。バイブではその時だけしか分からないのでダメ、授業中の着信音ももちろんアウトです。

いろいろ調べると以下の3つの方法があるようです。
  1. メールをMMSに転送して通知を利用する。
  2. メールをSMSに転送して通知を利用する。
  3. プッシュ配信をサポートするプロバイダを使う。(MobileMe等)
1と2はもともと携帯電話網に備わっている機能を利用するので、端末側は何もせず待っているだけです。つまり余分な動作やバッテリー消費がありません。それに対して、3はどうしても余分な動作とバッテリー消費が発生するようです。Appleのサイトにも「プッシュメールをオフにする」として載っているくらいなので、おそらく間違いないでしょう。

となると1か2になりますが、この2つには結構重要な違いがありました。電源ボタンを押した時の見え方が違うのです。1ではメール内容(プレビュー)を確認できますが、
2では着信があったことしか分かりません。
このため、1のMMSへの転送によるメール通知の方法を取ることにしました。MMSはパケット代が発生しますが、定額制なので問題ありません。とはいえ無駄なトラフィックは避けたいので、スパムや添付ファイル付きメールは転送しないよう、メールサービス側のフィルタを設定しておきました。

これで何とかメール着信通知に関しては使えるかな。スマートフォンはいろいろ設定が必要で、結構大変ですね〜。

学生がスマートフォンを買うとすればどれが良い? - IDEOS vs iPhone 4 vs Galaxy S

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これまで子供には携帯を持たせていませんでしたが、さすがにいろいろと不便な状況になったため、ついに携帯を買うことになりました。今から買うならガラケーよりもスマートフォンと考え、その範囲で物色しました(これはこれで楽しい)。

注意
  • 以下に出てくる金額は、は2011年4月現在実施されている学生向け割引前提の試算です。あくまでこの時期の一例としてご覧下さい。
  • Softbank ホワイト学割 (基本料金3年間無料, iPhone 4実質無料)
  • NTT docomo 応援学割 (基本料金3年間半額, 端末割引あり)
候補
  • まず、端末自体の魅力から、候補を以下の3つに絞りました。
  • IDEOS (日本通信)
  • iPhone 4 (Softbank)
  • Galaxy S (NTT docomo)
パケット代
  • 何といっても問題なのがパケット代。親がb-mobileでGalaxy Tabのランニングコストを削っているくらいですから、子供のパケット代も極力抑えなくてはなりません。その点ではIDEOSの一人勝ちです。300kbpsの制限も、特に大きなハンディにはならないでしょう。
  • IDEOS --> 2,483円/月 (6ヶ月契約)
  • iPhone 4 --> 4,410円/月 (パケットし放題フラット)
  • Galaxy S --> 4,935円/月 (パケホーダイフラット)
2年間の支払い総額
  • とはいえ、問題は端末代金や割引など含めたトータルのランニングコスト。3機種を試算してみました。やっぱりIDEOSが圧倒的に安い。
  • IDEOS --> 86,400円
  • iPhone 4 --> 113,400円
  • Galaxy S --> 172,110円
  • ご参考までに試算表を載せておきます。間違っているかもしれませんので、鵜呑みにはしないでくださいね。家族間通話などの割引が入っていませんが、これはメール&ネット主体の使い方を想定しているからです。ある程度電話しても、この金額差をひっくり返すところまではいかないでしょう。
    端末の魅力
    • IDEOSは華やかさが足りないのか、どうも妻と子供には受けません。技術的にはすごく面白いし、店頭で手に取ってもコンパクトでいいのですけどねえ。確かに一般向けではないかも知れませんが。
    • しかし、それだけではなく、調べていくうちに致命的な問題が判明しました。IDEOSは画面がQVGA (240x320) のため、日本語入力を開くと、最も使うメール画面のスペースが非常に狭くなってしまうのです。メールとネットのために買うのに、それが使いづらくては本末転倒です。日々我慢しながら使うのはさすがに良くない。この時点でIDEOSが落ちました。
    回線品質
    • 回線の状態はdocomoが圧倒的に良い、Softbankはつながりにくいことがある、と聞きましたが、コストパフォーマンスで割り切れる範囲と考えました。登山中に遭難しかかったような場面で使う訳ではありませんので。
    結果
    • 最後はiPhone 4とGalaxy Sの一騎打ち。どちらもできることに大差なさそうです。私としてはGalaxy Tabを使っていることもあり、AndroidでいじりがいのあるGalaxy Sが魅力でしたが、
    • 端末の洗練度は当然(?)iPhone 4の方が上。おまけにランニングコストもiPhone 4の方がかなり安く上がりそうです。
    • 以上の顛末を経てiPhone 4を選びました。
    うーん、私が欲しいくらいです。さて、あとはセキュリティの設定や使い方の指導など、ソフト面も非常に大事ですので、おいおい教えていかなくては。

    津久井湖城山公園の城山山頂へ。スカイツリーは見えるか?

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    昨日はすごい風でしたね。雨もそこそこ降って今朝は晴れ。これは空気が澄んでいて遠くまで(=スカイツリーが)見えるに違いない、と津久井湖の城山に行ってみることにしました。
    より大きな地図で 城山山頂へ! を表示
    ↓(いきなり津久井湖近く)。初めて見たEVソーラー急速充電ステーション。どんなところだろう?
    ↓城山ソーラーガーデンという名前だそうです。太陽電池がたくさん並んでいました。看板には115W*435パネル=50kWとあります。でも、太陽電池は変換効率がもっと上がらないのかな? 特に都市部ではそれほど面積を稼げないでしょうから。ガスを使った燃料電池の方がいいのか、いやいや両方の組み合わせか。まずはコストでしょうか。
    ↓ふう、やっと津久井湖到着。城山山頂付近はまだガスがかかった状態です。でも途中から見たよりはだいぶまし。登っているうちに晴れるかも、と考えて行ってみることにしました。10km以上走ってきたので本当はちょっと辛いのですが、せっかくここまで来たことですし。
    ↓地図も貼ってありました。時間を足すと頂上まで歩いて50分くらいでしょうか。走るので半分くらいとして30分かな。往復で50分として、まあ何とか時間内に家に帰り着けるかもしれません。
    ↓ダムの上の道路を通り、津久井湖の向こう側に渡って写真中央のバス停付近からスタートです。最初は開けた斜面の公園ですが、すぐに山道になります。時間短縮のため男坂を選択。
    ↓男坂というだけあって結構急なところがあります。ここもそのうちの一つ。ただ、急で道幅も狭いですが、山肌に取り付くようなところはないので、ゆっくり歩けば誰でも登れます。この写真の上にはベンチが設置されていました。
    ↓やっと鷹取山到着。ここから橋本方向を都心まで眺められます。さあ、スカイツリーは見えるか?
    ↓残念! 霞がかかっていて都心がうっすら見えるかどうかでした。スカイツリーは...、うーん、あれかな?どうかな?くらい。はっきりとは確認できませんでした。
    ↓帰ってきてから写真を強調処理してみたら、橋本の向こう、ほぼ中央にスカイツリーが写っていました。ということは何とか見えたということになります。
    ↓気を取り直してここから山頂に向かいます。昨日の風のせいでしょう、山道に椿の花がたくさん落ちていました。
    ↓何カ所か津久井城遺構の説明がありました。堀切とは「尾根伝いに攻めてくる敵を防ぐため、尾根を逆台形に大きく掘り込んだものです。平時は木橋が掛けられていますが、いざ戦となると橋を引いたり落としたりして敵を防ぎました」だそうです。なるほど、そういう意味だったのですね。単純に地名か名字と思っていました。
    ↓山頂からの景色。山頂自体は石碑と説明のパネルがあるくらいで、ほとんど自然の空き地に帰っている感じ。
    ↓帰りはあまり急でも走りづらいので、緩やかな女坂へ。心拍数低く足取りも軽く駆け下ります。とはいえ狭い道の横はすぐ急斜面なので気をつけなければ危ないですよ。
    ↓下の公園に戻ってきました。桜が満開だときれいでしょうね〜。
    あとはここから橋本駅まで戻りました。帰る時間に間にあいそうもなく、今日も最後は電車のお世話になってしまった。残念です。前半の橋本変電所などで時間を食い過ぎました(その話はまた改めて)。

    当初目的のスカイツリーはよく見えませんでしたので、また来たいと言いたいところですが、うーん、どうかな。樹々の間からは遠くまでよく見えるのですが、眼下に広大に景色が広がるのではないので、爽快感はないかもしれません。もっと広々とした視界が開けているところの方が私は好きですね。峯の薬師などにもまた行きたくなりました。

    家電の消費電力を測ってみる (ワットモニター)

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    今日は一日中変な天気でした。晴れているのに雨が降ったり、午後からはものすごい風+雨になったり。さすがにランニングできないので最近の出来事を。
    先日、電気製品とコンセントの間に差して消費電力を測定する「ワットモニター」を手に入れました。そこで、子供と一緒に家のものをいろいろ測ってみましたが、短時間でも「へぇー、そうなんだ。」という発見がいくつかありました。
    • 普通待機電力0Wだろうと思われるものでも電力を食っている物がある。掃除機、電子回路内蔵の蛍光灯スタンド、など。
    • オーディオ機器で、iPodを接続するだけで(充電していないのに)、フルに電力を食う物がある。
    • 炊飯器の保温中は一定の電力かと思ったら、0Wとフルパワーを繰り返している。
    実際に電力を測ってみるだけで、電気がもったいないという気持ちになるから不思議です。冷蔵庫、エアコン、照明、テレビなど、消費電力が大きい機器を使う時にも、確実に節約方向になりますね。また、子供も面白がって測っていたので、理科や環境の実験道具としても良さそうです。

    絹の道〜陵南公園〜南浅川 LSD (浅川ゆったりロード)

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    今朝は陵南公園まで行ってみることにしました。陵南公園まで行ったら、帰りは同じ道を帰ってくるもよし、南浅川沿いを走ってみるもよし、と考えて出発。家を出たら思ったより空気がひんやりしていてちょっと後悔。昨日が暑すぎたようです。太陽が高くなれば気温も上がるだろうと気を取り直して、南大沢駅前からスタートです。
    より大きな地図で 絹の道〜陵南公園〜南浅川 を表示
    ↓絹の道。右へ行くと大塚山公園。左に進むと御殿峠でR16に出ます。今日は左に。ちなみに、昔は絹の道(右の道)は栄えていたようです。写真中央少し右の八王子市の説明パネルには以下のように記載されていました。
    • 「安政六年(1859)の横浜開港から明治はじめの鉄道の開通まで、八王子近郷はもとより長野・山梨・群馬方面からの輸出用の生糸が、この街道(浜街道)を横浜へと運ばれた。八王子の市にほど近い鑓水には奇異と承認が多く輩出し、財力もあって地域的文化も盛んとなり、鑓水は江戸鑓水とも呼ばれた。(以下略)」。
    うーん、知りませんでした。
    絹の道から、八王子みなみ野、京王めじろ台駅、まではまあまあ順調でしたが、めじろ台を過ぎたあたりから怪しくなりました。めじろ台駅前の通りを突き当たりまで行ったら左折し、その後北上すると陵南公園、と覚えていたのですが、突き当たりに公園(万葉公園だそうです)があったので、ついショートカットになるかとそちらに入ってしまいました。急な階段を下って高宰神社に出ましたが、そこから先が良く分かりません。車の多そうな道の音がするとか、狭い路地の先に桜が見える、などを手がかりに、中央本線と国道20号線を横切って、なんとか南浅川沿いに出られました。

    ↓人が一人通れるくらいの狭い路地を通り抜けると急に視界が開け、川沿いの道と桜並木が目に飛び込んできました。来て良かった! こんなに桜があるとは思っていませんでした。
    ↓明るい春の陽に、散歩の犬たちも楽しそうです。
    ↓陵南公園対岸にある八重桜。薄いピンクと赤紫の二色が一本の木に咲いています。不思議です。
    ↓折り返しポイント。高尾駅780mとあり、高尾までそれくらいなら行ってみようかなと思いましたが、今日は陵南公園が目的地と思い直し、橋を渡ってUターンしました。後で地図を見たら、高尾駅というのは高尾山口駅ではありませんでした(当たり前ですね)。行かないで良かった。
    ↓帰りにくぐり抜けた桜のトンネル。見事ですねー。おまけに下は固い土だったのでLSDにはちょうど良いです。
    ↓北浅川との合流点付近。あれ? 途中まであった川の水はどこに行ったの...? 完全に干上がっていました。
    ↓河原のブロックの隙間から一本の桜が。強い生命力です。なんとかこのまま大きくなってほしいもの。もしかしたら護岸の観点からいずれ抜かれてしまうのでしょうか? そうならないことを願っています。むしろ育てれば何十年か後には市の名所にできないですかね?
    ↓このあたりは広い芝生が広がっていて気持ちよいです。何周かしたくなりましたが、家に帰るのがあまり遅くなるのもよろしくないので、今日は通り過ぎることに。
    ↓さて、その後しばらく南浅川沿いに進みました。長沼で南浅川から離れ長沼公園に入ります。ここはちょっと前にも走ったコースなので、前回とは違う尾根道を通ってみました。前回は「西尾根」、今回は「井戸たわ尾根」です。(どういう意味だろう???)
    ↓西尾根と似た感じのトレイルですが、距離はこちらの方が短いです。絹が丘の住宅地のすぐそばに出ます。
    ↓途中木の合間から見えたサザンスカイタワー八王子。八王子に高いビルはこれしかないので、これが見える範囲なら、自分が今どの辺りにいるか一目で分かって便利。
    ↓最後は都立大の構内経由で南大沢駅前に戻りました。看板の「新歓」の文字が学生時代を思い出して懐かしいです。そういう言葉もありましたね。
    結局今日は桜に惹かれて、南浅川沿いで帰ってきたので約28kmになりました。それにしても南浅川沿いにあんな桜並木があるとは知りませんでした。一週間遅かったな。先週行けば良かった。まあ知らなかったので仕方ありませんが。来年までお預けです。

    P.S.
    浅川ゆったりロードの地図を見つけました。前回は見つからなかったのですが、探し方が悪かったかな? 元のPDFはこちら(八王子市役所)。これによると浅川ゆったりロードは一本道ではなくて、南浅川沿いと北浅川沿いに分岐しています。いつか北側にも行ってみますか

    Galaxy Tabと電子書籍の読みやすさ/見やすさ

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    Galaxy Tabを買った目的の一つが電子書籍。通常のスマートフォンでは画面が小さくて「読む」のには適さない、iPadでは大きすぎて持ち歩けない、7インチサイズがベスト、と考えたからです。ここまで数ヶ月でいろいろ読んでみましたので、主に紙面サイズと読みやすさの観点から感想を。基本データとしてGalaxy Tabのディスプレイサイズは9cm×15cmです(定規で計ってmm単位は四捨五入。)

    文庫本 (A6 105×148 [単位:mm])
    正確には、文庫本ではなく青空文庫で公開されている文学作品を表示するとこうなります、という例。文庫本はGalaxy Tabのディスプレイサイズとほぼ同じですし、Galaxy Tabではフォントサイズを調整できるのでまったく問題ありません。むしろ視力が気になる方にはこちらの方が読みやすそうです。
    新書 (新書判 103×182 [単位:mm])
    文庫本より少し小さいですが、これもぜんぜん問題なし。快適に読める。
    NHKラジオテキスト (A5 148x210 [単位:mm])
    文字の品質にもよりますが、ぎりぎりOKでしょうか。横表示にすれば問題ないですね。
    雑誌 (A4変形)
    ページ全体を表示させると、一文字ずつ追えば読めないことはありませんが、普通の感覚では読めない領域。部分的に拡大して読むことになります。
    幸い雑誌は縦か横に段組みされているので、その単位で表示範囲を合わせていけば、問題なく読めます。
    紙に比べて一覧性に劣りますが、部分部分に集中して読む(流し読みができない)ので、逆に内容の理解が深まったりして、と思ったりします。

    その他おまけ(紙媒体以外の見え方)

    asahi.mini
    朝日新聞のモバイルサイト。写真がなく文字だけなので、レスポンスが早くニュースを読むのに便利です。Catchew!という専用アプリもありますが、フォントが大きすぎるので、多分スマートフォン向けでしょう(オフライン機能はある)。Galaxy Tabにはこちらの方が良いと思います。
    gReader (RSSリーダー)
    こんな感じ。やっぱり画面が広いので読みやすいですね。
    Read It Later (気になるWeb記事を後で読む!)
    最初はブックマークと何が違うんだ?と思って気にしていませんでしたが、後で、テキスト主体で、高品質フォントで「読む」、というコンセプトが意外に快適。お勧めです。
    以上、主に表示見やすさの点から、Galaxy Tabと電子書籍の相性をまとめてみましたが、見やすさ以外にも、いくつか考慮した方が良さそうです。
    • 雑誌など、紙面のコピーをしたい時や、他の人にも見せたい時は、それがやりにくい電子書籍は適さないでしょう。逆に時々資料として参照したくなるとすれば、いつでもアクセスできる電子書籍は非常に便利です。
    • NHKラジオテキストは見るだけならGalaxy Tabでいいのですが、私は主に電車の中で使うので、取り出してさっと見たい、誤って床に落としても、雨で濡れても気にしなくていい、という理由から、紙に戻りました。(価格が紙と電子書籍で同じというのも一因)。一月分終わったらほとんど見ることはなくなるので、そこでスキャンして省スペース化、でどうかなと思っています。
    • 家族の誰かが買った雑誌を眺めるというようなカジュアルな共有が、パーソナルな要素の強いタブレット/スマートフォンではしにくくなるので、そこは×かな。そのうち家族間共有は無料などのサービスも出てくるのではないでしょうか。家族間なら共有のiPadを一台買った方が手っ取り早いかもしれませんが。
    表示動作の洗練度は残念ながらiPadに及びませんので、もうちょっと表示の品質/解像度が上がればなおいいですが、実用上はまったく問題ありません。読むことに関してはほぼ満足しています。

    津波災害 (岩波新書)

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    書店の特設コーナーで手に取った「津波災害」。まるで今回の大震災の津波を予見していたかのような内容です。
    出版のタイミングが昨年末なのは偶然として、世界/日本の津波災害研究に基づいて、大津波がもたらす被害のメカニズムについて述べられています。まるで予見していたかのように感じられるのは、大自然の前に昔から同じことが繰り返されているからでしょう。津波の発生自体は予知できなくても、いったん発生すればほぼ本書に述べられている事態が起こることは分かっていた、とも言えます(さすがに原発事故まではカバーされていませんが)。
    しかし、津波発生後の被害の大小は事前の備えで大きく変えられるので、その意味でも本書を読んでおくのは悪くないでしょう。特に「もしも東京に大津波が来たら...」の章は、都内在住/勤務の方には切実な問題と思います。これまでは切迫感がありませんでしたが、東日本大震災の発生を経験した今、東京でも十分あり得るという認識に変わった方も多いのではないでしょうか?
    単に自然科学的な津波の原因分析ではなく、防災の観点から社会が備えるべきことが広くカバーされているので、一読の価値ありと思います。