北八ヶ岳・天狗岳に行こう！駐車場とかトイレとか装備とか

先日の天狗岳登山のデータをまとめてみました。この夏休み、初めて八ヶ岳に行ってみようかな、と思っている方の参考になれば。

クルマでのアクセス

晴れた夏の日曜日、北八ヶ岳・天狗岳に日帰りで行ってきました。朝5:30、唐沢鉱泉の駐車場は8割がた埋まっていました。ここは路側が広いので十分駐車可能。この時刻、路側はほぼガラガラ。


ちなみに、ここまで何キロか未舗装路ですが、上の写真のような路面が続き、フラットなので、普通の乗用車で全く問題ありません。昼前に戻ったら路側も含めてほぼ満車でチラホラ空きがある程度。ただし少し下れば路側駐車の可能なので、なんとかなるのでは?


ネットによるとこの日ここ唐沢鉱泉の駐車場は、7時過ぎでもなんとか止められたようですが、気持ちの余裕のためにも、遅くとも6時半を目指したほうがよさそうな感じでした(推測)。

トイレと水場

今回のコース上には、スタートの唐沢鉱泉と、後半(時計回りなら前半)の黒百合ヒュッテにしかありません。景色のピークとな る東西の天狗岳にはトイレも山小屋もなし。東天狗岳から南に30分ほど下れば根石岳山荘があるので、緊急時はそちらに行くのも良いかもしれません。でも コースタイムがそれほど長くないので、体調をしっかり管理し、準備計画を怠らなければあまり問題にはならないと思います。

コース地図

山と高原地図のCTは5:20。今回の私のタイムは歩行4:52+休憩0:53=5:45。写真を撮りながらのんびり歩いたので、とんでもなく疲れることはありませんでした。(※月120kmほどのランニングをしています)。


東天狗岳から黒百合ヒュッテ経由、唐沢鉱泉までの下りは、足元が岩だったり木の根だったりで良くないので、あまりペースは上げられないと思います。それよりも捻挫に注意ですかね。

第一展望台手前で突然開ける眺望の感動が味わえること、西天狗岳の岩場の登りが楽しいことから、反時計回りをオススメしたいですが、前半ゆったり林の中を歩くのも悪くないので、のんびり行く場合は時計回りでもいいと思います。

他の山との負荷比較

標高は高いですが、スタート地点も高いので、負荷はそれほど高くありません。ゆっくり歩けばそれなりにいけると思います。体力に自信のない方は、黒百合ヒュッテで一泊するか、唐沢鉱泉から反時計回りに西天狗岳をピストンするのが最短だと思います。ピストンするとCT=4:35。でもこれだと今回のコースより45分しか短くありませんね。

さて、私がこれまでに登ったことのある山と比べてみます。横軸が歩行距離[m]、縦軸が高度[m]です。今回の天狗岳は一番左上。


形がちょうど奥集落スタートの鷹ノ巣山ピストンとほぼ同じ。楽なわけです。多分瑞牆山単独とも同じくらいでしょうか。それに比べると蛭ヶ岳縦走の距離といい高さといい、これは辛かった！また、このグラフの右側に塔ノ岳がありますが、塔ノ岳ピストンの方が、今回の天狗岳よりも負荷は倍近く高そうです。身近な丹沢や奥多摩を歩ければ、天狗岳は十分いけると言えます。

ちなみに心拍計測定によるトレーニング負荷は326。ジョギング3時間相当くらいだと思います。

装備注意点

特にありません。ランニング系の半袖短パン、トレランシューズ、トレッキング用ハット、ザック、水2.6リットル、行動食、地図＋コンパス程度。その他は雨具、LEDランプ、熊鈴など、通常日帰り登山に備えるべきもの一式です。あと事前の日焼け止めは必須ですね。サングラスは使いませんでしたが、特に問題はありませんでした。

そうそう、真夏でも唐沢鉱泉の早朝の気温は12℃でした。歩き始めは少し手がかじかむくらい。人によっては軍手をつけたり、薄手の長袖シャツをはおってもいいかなと思いました。歩くとすぐ暑くなって汗をかくという方は不要でしょう。


シューズはトレランシューズでしたが、泥の斜面などがなかったので、トラクションの不足はなし。前日雨で濡れていたりすると、話はまた変わるかもしれませんが。今回のコースは岩場歩きが多いので、トレッキングシューズやハイキングシューズのように、ソールがもっとしっかりしたシューズの方がいいのかもしれません。その場合でもローカットで十分だと思います。


そうだ、今回最後の源泉で初めてアブにたかられました。こういう時は半袖短パンはやっぱりまずいのかもしれません。少し反省しつつどうするか考えてみます。

食料と水の消費量

個人差が大きいと思いますが、今回ずっと晴天でも水は1リットルしか消費せず、1.6リットルは余る結果に。でも緊急のこともあるでしょうから、まあよかったかなと思います。食料も、車で食べたサンドイッチなどの朝食を除けば、黒糖パンと、ボトルに入れていったグラノーラ、合計900kcalほどだけ。非常食以外はあまり大量に持つ必要はなさそうです。
黒百合ヒュッテの充実したメニューもありますしね。


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