北八ヶ岳・天狗岳に行こう!③西天狗岳〜東天狗岳〜天狗ノ奥庭〜黒百合ヒュッテ(黒百合平)
西天狗岳の頂上は、遠くの眺めよりも、周囲のダイナミックな山容が迫ってくる感覚がインパクト大。例えば東天狗岳から根石岳に向かう尾根。今思えば、途中まででも行ってみればよかった。すぐ近くに見えるし。
2016/7/31、北八ヶ岳・天狗岳に行ってきました。根石岳の向こう側は、深い崩落なのか侵食なのか、いずれにしろ深々と落ち込んでいます。
パノラマ写真。左の東天狗岳に向かう道も写っています。ガイドブックによると300mしか離れていないらしい。本当か? 信じられないけどそうなんでしょうね。
頂上で記念撮影する方々。本当に皆さんいい笑顔ですね〜。
8:20 西天狗岳出発
さてと、西天狗岳の頂上から、東に向かって岩交じりの乾いた赤土の道を下ります。一番下ったあたりからの東天狗岳。赤茶けた道が続いています。確かにそんなに高そうでもないが...しばらく進むと、たくさんの登山客が稜線に小さな蟻のように見えます。山頂まで近そうであり遠そうであり、距離感とのギャップが不思議な感覚。
西天狗岳を振り返る。こっちも綺麗だな〜。
ここまでくると、人の姿がはっきり見えてきました。距離感も普通になってきました。
ふー、意外に急斜面。ちょっと一休み。もいちど振り返ります。やっぱりいいね。
8:35 東天狗岳到着
ウォ!? なんだこの人込みは? 西天狗岳もそこそこ人が多いと思ったら、こちらはその数倍。意表を突かれました。山頂がとんがっているからそう見えるだけかな? 登山道の交差点に当たるからかもしれません。山頂付近は座りやすい岩が多く、皆さん小休止。ちょうど座っていい景色を楽しめますね。
八ヶ岳の景色を独り占めの贅沢も。
お二人で眺める西天狗岳と遠くの山脈。いいですね〜。
でも景色は西天狗岳の方が良かったと思います。東天狗岳に行ったら西天狗岳にも是非。周回なら自動的に通るのですが、縦走やピストンの時は、往復CT40分をどう考えるかですね。
8:48 東天狗岳出発
さてと、先に進みましょう。右側(東側)は結構切り立った崖になっているのかな?少し進むとすぐに稜線のやや西側を歩く道になるので、危険な崖はなし。
ところどころに黄色い花の群落がありました。高山植物なんでしょうねー。
中山峠とすりばち池の分岐に差し掛かります。どちらを通っても行けるので迷います。すりばち池の景色が綺麗らしいので、今日はそっちに行ってみます。
ゴロゴロした岩場をぐんぐん下る。ランニングをしていると、膝の心配をせずにガンガン下れるのがいいです。調子を戻してから来て良かった。
小石が大量に積み上げられて、大きなケルンになっていました。こういう砂利の山みたいなのもケルンというんだろうか? 目立つのは間違いありませんけど。
ハイマツと岩に埋め尽くされた一帯。ここからの眺めは好きですが、ヒジョーに歩きにくい。ごく普通のトレランシューズでソールが柔らかいからかな? あまり関係ない気もするのですが...。一個一個の岩を上り下りするだけで体力を消耗するので、乾いた岩の頭を選んで、飛びわたるようにします。子供の頃、海岸の岩をひょいひょい飛び移りながら遊んでいた経験が生きている?
この一帯も○、×、矢印のマーキングでコースが示されています。登りなら、それなりに登っていればいずれ頂上に着きますが、下りや平地はこれがないと道に迷うこと確実。悪天候だとなおさらでしょうね。ここ天狗の奥庭では、何度も立ち止まってマーキングを確認しました。ありがたいです。その昔はケルンがその役目だったのかも知れません。
岩陰にけなげに咲く白い花。
ピークは左から東天狗岳、西天狗岳、二番展望台、でしょうか? 東天狗岳から下りてきた道が白く見えています。結構下りてきましたね。でも近いようにも見えて、やっぱり距離感がつかみにくいです。そうそう、期待していたすりばち池は、残念ながら干上がっておりました。手前左の岩の広場のように見えるのがそれ。
しばらくあまり面白くない岩場を進むと、急に眼下に景色が開け、黒百合ヒュッテが見えてきました。緑に囲まれて立つ山小屋が絵になります。
9:48 黒百合ヒュッテ
パラソルが用意されていて、夏の炎天下はすごくありがたいです。おもてなしの心が感じられます。屋根には太陽電池が敷き詰められていたりします。食事のメニューも色々あります。みなさんカレーを注文している方が多かったようです。私はせっかく持ってきた食料を食べないのもなんなので、行動食で済ませてしまいました。
お約束らしき一枚。Cafe Chocolate Lily。カフェとチョコレートがマッチし過ぎていて、今まで気づきませんでしたが、Chocolate Lilyって黒百合なんですね。不覚でした。
よく整備されたテン場。八ヶ岳を縦走するとなると、どうしてもテント泊が必要になりますね。うーんやってみたい。でもテントというのは、私のような日帰りトレッカーにとっては、なかなかハードルた高いです。一段レベルが上がる感じですからね。心理的にね〜。
【④に続く予定】
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