Fiio M11 Pro (THX AAAアンプ) の音質について

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先日Fiio M11 Proをじっくり聞く機会があったので、印象を書いておきます。THX AAAアンプに興味津々で聴きました。レビューとまではいきませんが、音質の傾向だけでもご参考になればと思います。(※写真は比較対象のQP2Rです。Fiio M11 Proではありません。)

  • 画面は大きく高解像度。GUIもストレスなし。ボディはちょっと大きめかな?個人的には、画面にそこまでコストと電力を割り当てなくてもいいのに(その分再生時間とか音質に回してよ)という感じ。
  • 音は非常にクリア、クリーン。音場も十分広いです。ここはTHX AAAアンプの面目躍如といったところでしょうか。
  • しかし、残念なことに前後方向の奥行き感が非常に浅いのと、音にテクスチャが欠けている感触です。音も空間もフラットという感じでしょうか。リアルな質感が不足なのでリスニングにはちょっと物足りません。

早くも結論ですが、クラシックやジャズなど、その場の生の音楽と空間を感じたい方には、私としてはお勧めしにくいです。音自体はいいんですけどね。一方、電子楽器のスタジオレコーディングメインなら非常に良さそうです。

ちょうど出始めたフラッグシップのM15にも、当然THX AAAアンプが採用されると思っていたら、あれ?採用されませんでした。メーカーもTHX AAAアンプが万能ではないと考えているんでしょうね。

比較機種: Questyle QP2R, Hiby R6 Pro
イヤホン: Kaiser 10U, T8iE mkII

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