ゴリラウォッチのフェイク(偽物)の見分け方 - Gorilla Fastback Fake Models on eBay
なんとなくeBayを眺めていたら、見慣れないゴリラウォッチのモデルが!イエローなんてこれまで発売されていません。
改めて検索してみたらフェイクの時計が結構出てきました。1個だけ本物が混じっているのですが、どれだか分かるでしょうか?(※以下画像の"FAKE”は私が追加したものです。eBayではもちろん書いていないので分かりません。)
答えは右下の1個が本物、後は全部偽物です。では、見分けるポイントをちょっと見ていきましょう。
1. Fastbackのカラーリングは以下の3つと黒+赤の1つだけ(2018/12時点)
イエローやブラックのみ、というのはその時点で偽物です。
(GorillawatchesのHPより)
2. 現行のFastbackは数量限定ではない
ケースバックの写真をみるとわざわざシリアル番号が入っています(xxx/1000)。しかし現行のFastbackは限定品ではありません。赤黒のFastback Originalはリミテッドエディションでしたが、数量は500です。Fastback GT Mirageは250本限定。今のところ1000本限定のモデルは存在しません。
3. フロントベゼルのエッジが立っていない
本物のフロントベゼルは、セラミックらしくエッジが非常にシャープです。でもeBayの写真を拡大してみると、エッジがなまっています。まさかプラスチックじゃないよね?(妙に白っぽく光っているのも気にはなるのですが、これは写真の写りの可能性もありなんとも言えません。)
4. Original付属のストラップが違う
黒赤モデルは本来Fastback Originalですが、付属のレザーストラップはレーシングイメージで通気用の小さな穴がたくさん開いたタイプです。これは違いますね。しかもOriginal標準のブラックのラバーストラップがありません。怪し過ぎます。
5. アワーディスクが平板
中央の白いラインが4本入っているパーツ、本物はペイントの使い方からか、少し盛り上がって立体的なのですが、これらの写真をよーく見ると、まるで金属板からパンチングで抜いたみたいにフラットに見えます。
6. 赤の深みが違う
写真はなんだか少し蛍光っぽい赤ですが、Originalはもっと深い赤です。ついでにラバーストラップの穴の立体形状もちょっと違います。
7. 分針の色が(多分)違う
よくよくみると分針がオレンジのようです。Originalの分針はレッド。
8. オリジナルのボックスや保証書の写真がない
一般的には、これがないから即フェイクではありませんが、ゴリラは新しい時計なので、それがないというのはちょっと考えにくいです。
9. 時計の説明(英語)がなぜかFastback GT Mirageのもの
オリジナルのHPからよく考えずに丸ごとコピーしたようです。そのような業者の信頼性が低いのは世界共通。
これ以外にも写真から分かる差はありますが、この程度で十分でしょう(最後はちょっと細かくなってしまいました)。8、9は写真じゃないので、一定の指標としてはわかりやすいと思います。
それにしても精巧な出来。イエローのモデルがなかったら気づかなかったと思います。手の込んだ装飾がないモダンなデザインなので、コピーしやすいんでしょうね。
私もeBayで何かを買うときは気をつけなくちゃと改めて思いました。
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