ハイレゾ音源の違いが分からない!

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せっかく良いヘッドホン環境が整ったので、ハイレゾ音源でも聴いてみようかと、いくつかメジャーなサイトからサンプルをダウンロードしてみました。うーん、確かに音はいいのですが、これがハイレゾだから良いのか、ヘッドホン環境がいいからなのか分かりません。

遊びがてら、手元にあった「PCオーディオfan 6」のサンプラーDVDの音源でいろいろ試してみました。ワオンレコード(WAON RECORDS)というレコード会社の音源からいくつかサンプルがおさめられています。レコード会社というよりクラシック向けの録音スタジオと言った方が良いのかも知れません。こちらの会社ではクラシックを2本のペアマイクのみで高音質録音する手法が取られており、そう聞いただけで、何となく混じりっけなしの、音質ストレート勝負、みたいな気がして期待がふくらみます。

さて、サンプルとして192/24音源があったのでそちらのスペクトルを見てみました。横軸は時間、縦軸は周波数です。

GF Handel_Sonata in d major HWV378_192k.wav
 縦軸96khz(※サンプリング周波数192khz/2)に対して余裕しゃくしゃく。余裕あり過ぎのような気がします。

GF Handel_Sonata in d major HWV378_96k.wav
縦軸の帯域は半分の48khzになりましたが、音源としては30khzあたりが上限なので、まだまだ余裕があります。これくらいの余裕でちょうどいいのではないでしょうか? この音源で192/24と96/24に聴いて差があるのかどうか試してみましたが...、だめだ、私の機材と耳では分かりません。

分からないのでXLDでエンコードして、思い切ってビットレートを下げてみます。AAC 320kbps。

GF Handel_Sonata in d major HWV378_192k_aac_320kbps

帯域は24khzになり、音源も22-23khzまでにカットされました。カットされたからかどうか分かりませんが、ここまでくるとさすがに少しは分かる部分も出てきます。音がクッキリとか表現されることが多いようですが、感覚としては、音楽のテクスチャ、手触りから、ざらざら感/がなくなってサラッとしてくる、という表現があうのではないでしょうか。

でも普通に聞き流している分にはまったく分からないレベルです。iPod/Walkman等で屋外で聴くなら、Lossless音源などまったく不要、デバイスの記憶容量と消費電力の無駄と言えるでしょう。音源のジャンルにもよるかも知れませんが、もともと屋外は騒音だらけですしね。

※意外に面白かったので、いろいろなジャンルの曲をスペアナで見てみました。記事はこちらです。

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