スントとポラールの心拍ベルトはどっちがいいの?

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以前ポラールとスントの心拍計ベルトの違いの写真を載せました。その時は外れ易さについて書いたのですが、実はもっと大事なポイントがあります。それは、ベルトがずり落ちてきた時の肌へのダメージの違い。



POLARは体の横でフックを引っ掛けるので、胸の正面にはベルトの平らな部分がきます。それに対し、SUUNTOは体の正面に発信機がきて(2015/7/18 更新: これはAMBIT2までの方式で、AMBIT3からはPOLAR方式になったようです)、その両端からベルトが出る構造。長時間走っていてベルトがずり落 ちてくると、ポラールの場合はベルトのエッジが胸の下のあたりで体にあたります(擦れます)。それに対してスントの場合は、丸っこい発信機の下部があたる ので、ベルトのエッジは体にあたりません。

どちらが肌へのダメージが大きいかというと、これがポラールなんです。スント、ポラール、いずれも1〜2時間程度のランニングではずり落ちたりしませんが、2時間を超えたあたりから、汗の影響とベルトが少し延びるかして、ずり落ちてくることがあります。だましだまし走っていると、胸に傷が一丁できあがり、という寸法です。胸の下、横一直線に5cmほどの赤い擦り傷ができて、シャワーを浴びるとヒリヒリとしみます。これはスントを使っていた時にはなかった問題です。

もっとキツめにすればいいだけかもしれませんが、あまりきつく締めると走るときに気になります。私はポラールでまったく後悔していませんが、メーカーやデザインにこだわりのない方、どっちにするかどうしても決められないという方は、こんな小さなポイントですが、スントから試すのもありかもしれません。

と書いておいてなんですが、もうひとつ注意点。

ポラールはベルトの構造が単純なのでおそらく壊れにくいでしょう。私はまだ1年しか使っていませんが、壊れる気がしません。値段も2000円程度と比較的安価です。それに対し、スントは発信機の両側に、ベルトのプラスチックの爪をパチンとはめる方式なので、この爪が折れるともう使えません。私はこれまでに一度買い換えました(3年使用時点)。値段は安くても4000円程度、販売店によっては6000〜7000円くらいする場合もあるようです。

以上、ベルトにも使い勝手があるというお話でしたが、そもそもベルトがなければこんな心配をする必要はありません。SUUNTO AMBIT4で光学式心拍計が採用されるはず、というお話と光学式心拍計を採用した各社ランニングウォッチのお話は【こちら】。

 

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