丹沢主稜周回ハイクに行こう!②神ノ川公園橋〜風巻ノ頭〜袖平山

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神ノ川公園橋を渡るとすぐに風巻尾根の急登が始まります。のっけから先が見えないほど続く階段。天国への階段か地獄への階段か。もちろん地獄に決まっています(登りだけど)。


6:55 風巻尾根の急登スタート!

最初からこれです。なかなかきつそう。心拍をあげないようじっくり登ることにします。


階段の次は木の根と石。急なところには角ばった石ができるだけ水平になるように組まれていて、とても足が置きやすかったです。整備してくれた方々に感謝。それにしてもあのゴロゴロと大きな石を下から担ぎ上げたのだとすると、とんでもなく手間も費用もかかるはず。きっと元々山にあったものをうまく動かしたりしたのではないでしょうか?


などと考えながら歩き続けても、傾斜はいっこうに緩くなりません。半袖と長袖のランニング用Tシャツを重ね着していましたが、途中で半袖一枚になりました。


40分同じような傾斜をひたすらに歩き続け... まだ袖平山への半分も来ていないというのはどういうこと? なかなかハードですねー。


ふぅ、右手に富士山の山頂が見えてます。ちなみに、この日一番よく富士山が見えたのがここでした...。


7:46 風巻ノ頭到着!

ピークを越してすぐ、小屋が見えました!いきなり疲れたー!さっそく水と食べ物(パン)を補給です。今日投入した秘密兵器はフジパンの「ネオ黒糖ロール」。マーガリン入りの黒糖ロールパン、1個170kcal×6個入りで¥200しないという抜群のコストパフォーマンスです。マーガリン入りというのが高カロリーに効いていますね。余談ですが、レンジでチンするとマーガリンが溶けて塩味がきくので、なかなか侮れない味になります。




補給を済ませて再び歩き始めます。ここら辺は少しの間急登がお休みとなるので、一息つけました。


おっと、ここで初めての下り坂。下るということはそれだけ登りが増えるということ。ま、登りのことは考えずに目の前の下りでコケないように注意して歩きましょう。



登り始めたあたりでは急登に驚いてその写真を撮っていましたが、もう急登ばかりなのでそれ以外の写真に走ります。周りを見回すと紅葉は山の中腹まで来ていました。でもこのあたりは、木々の間ところどころに色鮮やかに紅葉している木がある程度で、一面のカラフルな紅葉を想像していると少々期待はずれとなるでしょう。


これから行く山々。デコボコですなー。


紅葉している木も一枚くらい。


風巻ノ頭から40分歩き続けても1.4kmしか進んでいません(2.2km-0.8km)。案内板の距離を見るたびに「平地のランニングなら○分なのになー」という計算(妄想)をしてしまいます。そしてフッと現実に帰ってまた歩き続けることの繰り返し。延々スロトレをしている気分になってきます。


そうこうしているうちに、崩落地のすぐそばを通る所に出ました。写真中央やや左のピークが風巻ノ頭でしょう。長い登り、我ながらよく登って来たものです。さて、崩落地は見慣れない風景なので、非日常のスケール感があります。しかし、これだけ露出した山肌は自然には復旧しないんじゃないかな? とすると丹沢は崩れる一方なんですけど、大丈夫なんですかね。これは、この先々でも同じような崩落地を目にし、ますますその感を強くすることになります。


8:57 袖平山山頂到着

山頂下の休憩所で休んでいた方に教えられ、袖平山山頂に行ってみました。本当は富士山が見えるらしいのですが、その方角は雲に覆われて、まったく見えませんでした。


でもこの辺は晴天。抜けるような青空に黄葉したカラマツが映えています。


ベンチで休憩中の方とお話ししました。昨夜は蛭ヶ岳山荘に泊まり、今日神ノ川まで降りられるとのこと。一番きつかったのは蛭ヶ岳手前の辺りで、アスレチック感満載だったそうです。気をつけて行くようにアドバイスをいただきました。ガイドブックでも危険マークがありましたが、やっぱり実際に歩いてきた方の話を聞くと実感します。ありがとうございました。


さて、ここまでかなり体力を消耗しましたが、なんとか出だしの急登は終わり。姫次、地蔵平を経由して、蛭ヶ岳への最後の登りまではそれほどキツイところはないはずです。しばらく楽なトレッキングになるので、だいぶ気持ちが軽くなりました。水とパンの補給をして出発です。

【③袖平山〜姫次〜蛭ヶ岳】に続く



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