丹沢主稜周回ハイクに行こう!①神ノ川ヒュッテ駐車場〜神ノ川公園橋 (風巻ノ頭への登山口)

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11月1日、八王子の朝の最低気温は10℃以下。これなら丹沢に行ってもいいだろうと、丹沢主稜核心部を日帰りで周回ハイクすることにしました。以前、丹沢主脈縦走(焼山登山口〜大倉)は問題なく歩けたので、次は丹沢主稜というごく自然(安直)な考えです。


丹沢主稜核心部ってどこ?

丹沢主稜ってどこからどこまでを指すのかなと思って調べると、なんと

「丹沢主稜(たんざわしゅりょう)とは、丹沢山地中央部の蛭ヶ岳から西へ伸びる延長約30kmの尾根である。」ウィキペディアより[https://ja.wikipedia.org/wiki/丹沢主稜]
とのこと。下の地図で右中央から左下の山中湖の方まで伸びる緑の稜線です。(右側縦方向に伸びる紫の線が丹沢主脈、中央のオレンジ周回コースが今回歩いたコースです。)

(※地図のクリックでGoogle Mapsにジャンプします)

うーん、さすがに丹沢主稜を端から端まで縦走しての日帰りハイクは無理。核心部に集中することにしました。となると、コースの中心は蛭ヶ岳から檜洞丸または大室山まで、となりそうです。(※丹沢主脈核心部:東端の蛭ヶ岳は異論のないところとして、西端がどこなのか明確な定義は見つけられなかった。)

とってもハードなコースでした

さて、ここを日帰りで歩くにはどうするか? 地図を眺めると、車で神ノ川ヒュッテまで入り、そこを拠点に周回するのが良さそうに思えます。周回コースなので、時計回りでも反時計回りでもOK。時計回りなら、下山ルートを距離の短い順に、矢駄尾根(ヤタ尾根)、犬越路(いぬこえじ)、大室山の三択にできるなー、でも実際には大室山まで行けるんじゃない? と思って時計回りにしました。

しかし...
なめていた。
辛かった。

丹沢さん、すみません思い上がりでした、許してください。という感じで、迷わず最初の下山ポイント矢駄尾根で下山しました。

距離は18kmと、以前歩いた丹沢主脈縦走(焼山登山口から大倉まで)よりだいぶ短いのですが、まず出だしの風巻ノ頭への急登にやられ、蛭ヶ岳から檜洞丸の丹沢主稜核心部のアップダウンに痛めつけられました。確かに1日で歩けますが、やっぱり蛭ヶ岳山荘に一泊するか、大室山を加えて青ヶ岳山荘に一泊するのが良さそうです。

コースタイムは以下の通りでした。トータル9時間3分(歩行時間のみ8時間10分)、地図に載っているCTは11時間10分(歩行時間のみ)なので、なるべく心拍を上げないようにした割には短時間になっていました。さらにゆっくり歩けば疲れも少なかったはずと反省です。

神ノ川ヒュッテ 06:39 - 06:52 風巻ノ頭登山口 06:52 - 07:40 風巻ノ頭 07:53 - 08:53 袖平山 09:02 - 09:14 姫次 09:18 - 09:43 地蔵平 09:44 - 10:29 蛭ヶ岳 11:03 - 11:38 ミカゲ沢ノ頭 11:40 - 12:06 臼ヶ岳 12:13 - 13:27 青ヶ岳山荘 13:40 - 13:43 檜洞丸 13:44 - 14:10 熊笹ノ峰 14:10 - 15:42 神ノ川ヒュッテ


神ノ川ヒュッテへのアクセス (R413より)

朝起きたら、なんとなーくランニング疲れで体が重いような気がしましたが、そこはそれ、山に行っていい景色を目の前にすれば疲れも吹き飛ぶだろうということで出発。神ノ川ヒュッテへはクルマでR413を道志方面へ向かいます。歩道橋をくぐってすぐ、「うらたんざわ渓流釣場入口」の赤い看板があります。ここを左前方に分岐して、あとは道なりに。


7kmほど走り、通行止めのゲート(開いていますが)の手前で、神ノ川ヒュッテ駐車場方向に直進。今回は有料駐車場を使います。車一台が通れる狭い橋を渡るとすぐに駐車場。


左側が駐車場。日曜日の朝6時でしたが、まだ半分も埋まっていない感じ。ここでザックを降ろしたりストレッチしたり。広くて楽でした。


駐車場正面の建物が神ノ川ヒュッテです。いい雰囲気ですね。


駐車場料金を払おうと玄関に行ってみましたが、鍵がかかっていました。誰もないみたい。そんな時は、受付左側のポストに、記入した登山カードに包んで入れるのが正解のよう。ここで¥300払いました。


6:40 神ノ川ヒュッテを出発!

さて、出発です!駐車場の奥にはキャンプ場もありました。多摩ニュータウンに住んでいるとここまで1時間なので、早朝出発には便利です。


右上に見えるのがトイレ。綺麗でした。日陰沢橋の前後は道幅が広いので車1台なら縦列駐車できます。こちらもまだだいぶ空いていました。意外に混んでいないのは季節によるものでしょうか? 天気がイマイチだからかもしれません。


奥に立派な車両通行止めのゲート。本格的に出発の気分が盛り上がります。


舗装路ですが、登山道入口を見逃さないように地図も見ながら歩きます。実は前夜の準備中に、西丹沢エリアは1/5万の「山と高原地図」しか持っていないのに気がつきました。吉備人出版の「丹沢登山詳細図」には檜洞丸のエリアは載っておらず「西丹沢登山詳細図」が必要だったのですが、WILD1はもう閉まっている時間だし、南大沢の本屋に置いてあるか不明。やむなく国土地理院地図の1/2万5千の地理院地図を、コース沿いに4枚ダウンロードして間に合わせました。地形図としては完璧なのですが、あいにく危険箇所や迷い道注意の注釈はありません。山と高原地図から書き写しました。何箇所か危険なところがあるみたい。注意しなくては。それはさておき、出だしからしばらく舗装路が続くのは準備運動にちょうどいいので私は好きです。


振り向くと車で登って来た道と日陰沢橋が。


ほどなく道路右側に、矢駄尾根(ヤタ尾根)経由で檜洞丸に向かう登山口が出現。今日はここから登るのではないのでパス。もう少し歩けば風巻ノ頭に向かう登山口があるはずです。


もいちど振り向くと、山の緑と白い河原のコントラストが鮮やかに目に飛び込んできます。


お、ここが風巻ノ頭に向かう登山口ですね。


いきなり下るんですか。奥多摩の東日原から稲村岩・鷹取山に向かうコースを思い出します。ここもかなり急です。


神ノ川公園橋だそうです。名前からは整備された公園の橋に聞こえますが、実際はもっと山の中にある印象。


橋の上から上流方向を眺めると紅葉が始まっていました。


下流方向は大室山でしょうか。雄大な山の景色が広がります。


しかし、余裕のある歩きはここまででした。この先すぐに怒涛の急登が始まるとは、この時は知る由もありません。(地図とか本とかでは知っていましたが、ここまでとは...。)

【②神ノ川公園橋〜風巻ノ頭〜袖平山】に続く


 

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