トレッキング:大平牧場〜乾徳山ピストン(その1:大平牧場〜山頂直下の鳳岩)
今週末はきれいに晴れそう。久しぶりにトレッキングに行きたいな、ということで、鎖場で有名な乾徳山に行ってきました。ちょっぴり緊張する鎖場は楽しめたし、朝靄に煙る甲府盆地と富士山の眺めが素晴らしいコースでした。
今日は午後から予定アリ。でもしばらくチャンスがないので乾徳山の鎖場には是非行きたい!そのため標高1,300mの大平高原スタートにしました。10kmの行程が7km以下に短縮できるので、コースタイム7.5時間のところ、4〜5時間で往復できそうです。
うむ、確かに道は細いし、ヘアピンカーブもありますが、
夜明けの明るさで枯れ野がほんのりと暖かい色合い。気温は低いですけどね。天気予報と標高からすると、たぶん氷点下? 緩やかな傾斜の道路が、いいウォーミングアップになります。
少し歩くと右手に林道をショートカットする登山道が見えてきます。
そちらに入って登り始めたら、なんとすぐに富士山が目に飛び込んできました!予想外だったのでびっくり。丹沢や奥多摩から眺める富士山よりずっと大きいです。この辺はこんなに簡単に富士山が見えるんですねえ。
ここら辺は歩きやすいトレイルで、ちょうどいいハイキングの雰囲気。
10分ちょっとで乾徳山登山口に到着。その前にすでに暑くなり、モンベルジオラインL.W.一枚になりました。今日は無風から微風なので、ウィンドブレーカーはこのまま不要かもしれません。下はユニクロの暖パンですが、微妙に暑いかも。でも風が吹けばこの方が良さそう。
ほどなく再び富士山が見えてきました。朝日に照らされた朝靄が明るく光っています。
同じく...これはどこかな? 南アルプスでしょうか?
これまではそこそこの勾配を登ってきまいたが、この辺からは穏やかなアップダウン程度。足場も悪くなく、歩きやすくて楽でした。
枯れ木に朝日。なんだか高原っぽい。
おっ、こんな山の上で広々とした原っぱがあるとは。のどかな雰囲気です。
月見岩からの富士山と甲府盆地(山梨市街)。それにしても富士山は本当に特徴的・象徴的な山だな〜と思いました。富士山があるとないとでは、風景の収まりが全然違いますからね。
樹林帯に入ると同時に勾配もキツくなります。でも大き目の岩がちょうどいい足場になって、それほど歩きにくい感じはありません。ずーっとこんな調子で、この区間が今回一番体力を使ったように思います。
真ん中あたりから急に狭くなっていました。奥の方は完全に真横になって歩かないと進めないので、とても歩きづらいです。顔のすぐ前が岩になるわけで、ここで転ぶと顔を岩にこすりつけてしまい、血だらけになりそうです。髭剃岩というネーミングはそこからきてたりして。
隙間の終わりは足元になにもありません。そして景色はいいです。同じ富士山でも岩の間からというのがなんとも。
岩壁が入ると、いかにもハードな山に来た感じ。
戻ります。戻りの方が下りになるので余計に歩きにくいです。隙間が垂直じゃなくて少し傾いているのがそれに輪をかけています。この圧迫感のある隙間でうまく進めなくなって姿勢を調整していると、カリオストロ伯爵になった気分が味わえます。
髭剃岩の隙間を往復したり、補給食(なぜか家にあったサーターアンダギー)を摂ったり、小休止しました。
幅が狭く平坦な岩場の上。高所恐怖症の人はダメかも。岩壁を背に写真を撮りますが、背中のザックが岩壁にあたります。それでバランスを崩すと危ないです。まず足元を決め、岩壁にしっかりザックを当て、姿勢を固定してから写真を撮りましょう。
左側の鎖の方が古そうです。高さはありませんがほぼ垂直。わざわざこっちを通るとすれば、岩場を登る練習のためですかね。安全重視の方は右へ。
上に登るに従ってだんだん岩場がハードになっていく感じ...。
胎内というネームプレートあり。狭い空間があるということかな? よく見ずに通り過ぎてしまいました。巨大な岩のつっかい棒はお約束。なぜか一本しかありませんでした。岩を支える邪鬼のポーズもよろしいかと。
なぜかアサヒビール提供の標識。随分と古そうです。ここに来るまで見かけませんでしたが、徳和から来るとあるんですかね。
【その2に続く】
今日は午後から予定アリ。でもしばらくチャンスがないので乾徳山の鎖場には是非行きたい!そのため標高1,300mの大平高原スタートにしました。10kmの行程が7km以下に短縮できるので、コースタイム7.5時間のところ、4〜5時間で往復できそうです。
5:45 R140 三富
八王子から中央道勝沼ICを経て、ここはR140沿いの三富。勝沼ICからここまで30分ほど。ここで国道に別れを告げ、大平牧場への細い山道に進みます。Google Mapsによると、大平牧場までの6.4kmに1時間16分かかるとのこと。本当でしょうか?うむ、確かに道は細いし、ヘアピンカーブもありますが、
6:15 大平牧場到着
下から30分で到着。ちょうど空が明るくなってきました。6:30 乾徳山に向けてスタート!
装備のチェックとストレッチを済ませ、寒いのでウィンドブレーカーを一枚追加していざ出発!駐車料金¥800は誰もいなかったので民宿大平荘に行ってみたら、お婆ちゃんが出てきてくれたのでそこで支払いました。山頂から向こうのコースは一度積雪があって凍結しているところがあるので、急いでいるなら行った道をそのまま戻ってきた方がいいよ、とのこと。はい、そうします。夜明けの明るさで枯れ野がほんのりと暖かい色合い。気温は低いですけどね。天気予報と標高からすると、たぶん氷点下? 緩やかな傾斜の道路が、いいウォーミングアップになります。
少し歩くと右手に林道をショートカットする登山道が見えてきます。
そちらに入って登り始めたら、なんとすぐに富士山が目に飛び込んできました!予想外だったのでびっくり。丹沢や奥多摩から眺める富士山よりずっと大きいです。この辺はこんなに簡単に富士山が見えるんですねえ。
ここら辺は歩きやすいトレイルで、ちょうどいいハイキングの雰囲気。
10分ちょっとで乾徳山登山口に到着。その前にすでに暑くなり、モンベルジオラインL.W.一枚になりました。今日は無風から微風なので、ウィンドブレーカーはこのまま不要かもしれません。下はユニクロの暖パンですが、微妙に暑いかも。でも風が吹けばこの方が良さそう。
7:00 分岐
分岐に出ました。さてと、どっちに行くのかな?ここで問題発生。地図は昨夜地理院地図をプリントアウトしてきたのですが、その時目標物の記入を忘れていました。地理院地図は地形図ですから、月見岩も国師ヶ原・高原ヒュッテも載っていません。背中のザックから山と高原の地図を取り出すのも面倒で、正面の方が手っ取り早く高度が稼げそうだし、月見岩に行けるんだからそっちだ!ということでここは直進。ほどなく再び富士山が見えてきました。朝日に照らされた朝靄が明るく光っています。
同じく...これはどこかな? 南アルプスでしょうか?
これまではそこそこの勾配を登ってきまいたが、この辺からは穏やかなアップダウン程度。足場も悪くなく、歩きやすくて楽でした。
枯れ木に朝日。なんだか高原っぽい。
おっ、こんな山の上で広々とした原っぱがあるとは。のどかな雰囲気です。
7:25 月見岩
あれが月見岩ですね。それはそうと、月見岩から山頂まで何分なんだろうか? やっぱりザックから地図を出すのが面倒で、そのまま進みます。月見岩からの富士山と甲府盆地(山梨市街)。それにしても富士山は本当に特徴的・象徴的な山だな〜と思いました。富士山があるとないとでは、風景の収まりが全然違いますからね。
7:30 扇平
月見岩からちょっと登ると扇平。ここから樹林帯に入るようです。樹林帯に入ると同時に勾配もキツくなります。でも大き目の岩がちょうどいい足場になって、それほど歩きにくい感じはありません。ずーっとこんな調子で、この区間が今回一番体力を使ったように思います。
7:50 髭剃岩
次第に急になる岩場を登り、髭剃岩に到着。これは岩が2つに割れたんでしょうけど、ギリギリ人が横向で通れる隙間が空いています。これを見て入らない人はいないでしょう。早速ザックを降ろして行ってみます!真ん中あたりから急に狭くなっていました。奥の方は完全に真横になって歩かないと進めないので、とても歩きづらいです。顔のすぐ前が岩になるわけで、ここで転ぶと顔を岩にこすりつけてしまい、血だらけになりそうです。髭剃岩というネーミングはそこからきてたりして。
隙間の終わりは足元になにもありません。そして景色はいいです。同じ富士山でも岩の間からというのがなんとも。
岩壁が入ると、いかにもハードな山に来た感じ。
戻ります。戻りの方が下りになるので余計に歩きにくいです。隙間が垂直じゃなくて少し傾いているのがそれに輪をかけています。この圧迫感のある隙間でうまく進めなくなって姿勢を調整していると、カリオストロ伯爵になった気分が味わえます。
髭剃岩の隙間を往復したり、補給食(なぜか家にあったサーターアンダギー)を摂ったり、小休止しました。
8:05 岩場で写真
岩場ですが鎖はありません。空に向かって描かれた赤矢印が嫌な予感。緊張感が少し高まります。幅が狭く平坦な岩場の上。高所恐怖症の人はダメかも。岩壁を背に写真を撮りますが、背中のザックが岩壁にあたります。それでバランスを崩すと危ないです。まず足元を決め、岩壁にしっかりザックを当て、姿勢を固定してから写真を撮りましょう。
8:10 カミナリ岩
いよいよ鎖場です。ここはカミナリ岩。岩に横向の筋が走っているので手がかりがいっぱい。登りやすいですね。左側の鎖の方が古そうです。高さはありませんがほぼ垂直。わざわざこっちを通るとすれば、岩場を登る練習のためですかね。安全重視の方は右へ。
上に登るに従ってだんだん岩場がハードになっていく感じ...。
胎内というネームプレートあり。狭い空間があるということかな? よく見ずに通り過ぎてしまいました。巨大な岩のつっかい棒はお約束。なぜか一本しかありませんでした。岩を支える邪鬼のポーズもよろしいかと。
なぜかアサヒビール提供の標識。随分と古そうです。ここに来るまで見かけませんでしたが、徳和から来るとあるんですかね。
8:20 鳳岩
あれ? もう山頂? 1時間50分くらいで到着してしまいました。まだ先だと思い込んでいたので自分でもびっくり。鳳岩のネームプレートがあるので間違いありません。あれが噂の山頂直下の鎖場ですか。確かに下の方は一枚岩にヒビが入っているっきりで、手がかり足掛かりが少なそうです。今日一番乗りのようで誰もいませんから、ゆっくり試してみましょう。【その2に続く】
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