雲取山&雲取山荘 雪見トレッキング その②道中記

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今日(2/7)は天気が良さそうなので、久しぶりのトレッキングへ。最近丹沢方面が多かったので奥多摩、しかも一度は登ってみたいと思っていた東京都最高峰、雲取山(2,017m)に行ってきました。おまけに初めての雪山、初めてづくしです。(※写真が50枚くらいあります。お時間のある時にご覧ください...)

7:30 登山口 スタートはわかりやすいですね。出だしから雪があります。いいね!気温は数度というところでしょうか。気温が高めなので軽装で十分です。


↓やっぱりすぐ暑くなってしまいました。無風なのでジオライン L.W.一枚で十分。動いているのでまったく寒くありません。ランニング用のポリエステルのTシャツだと、さらっとはするでしょうが、水分の蒸発能力が足りずに体が冷えるのではないかと思います。


↓こんな杉林が続きます。直線がたくさんあって、これはこれできれい。でも、杉には悪いのですが、ちょっと地味です。


↓歩いていくとだんだん高い山っぽい植生になってきます。


↓木道。崩落したんでしょうね。そういえば今日歩いたコース全体で木道はここだけでした。やっぱり木道でない方が歩きやすいですね。丹沢なんかは木道だらけですからね。高尾山の上の方もそうかな。植生や地面の保護のためにしょうがないのかもしれませんが。


↓さて、木道を渡った後あたりからだんだん雪山らしくなってきます。


9:30 ブナ坂 写真では明るく爽やかな光景に見えますが、このポイントで急に風が強くなって体感気温が急降下。あわててライトシェルジャケットとウィンドブレーカーを着込みます。その時にザックの中を引っ掻き回すのに手袋を外したら、数分で人差し指と親指の感覚がなくなりました。凍傷で指を落とすのか?と半分真面目に心配しましたが、防風グローブもつけて10分くらい揉んだりポケットに手を突っ込んで体温で温めたりしていたら、なんとか感覚が戻ってきました。気温が低いときは素手になってはいけないということがよくわかりました。


↓寒い中見上げたら、樹々と空がきれいだったので、グローブをつけても感覚が戻らない指で、無理やり一枚撮りました。辛かった!


↓おっ、噂のダンシングツリーですね。軽快なフランスの執事みたい。(なにそれ?→そんなコミックスのワンシーンがあった記憶があるのですが、どうしても思い出せません。→ハウルの動く城の、王様の城に上がる階段の上に出てくるキャラクターだ!なんでこんなのが頭に残っているのだろう! 2015/10/2。ハウルを見ていて。)


↓中央付近に富士山が見えています。やっぱり丹沢で見る方が大きいです。距離が違いますからね。


↓換算100mmまでズームして、やっとこれくらい。おまけに今日は山にかかる雲が多くて、富士山の美しい姿はごく一部しか見られませんでした。


↓ヘリポート。真っ白で眩しくて、そろそろ目を開けているのが厳しくなってきました。サングラスは持っていないので、これは買わなくてはいけないかも。またお金が...。


10:07 雲取山奥多摩小屋 小屋が見えてきました。雲取山奥多摩小屋だそうです。


↓温度計がぶら下がっていました。気温は...マイナス6度。風がなければいいのですが、風が強いところはウィンドブレーカーがないと命の危険があります。ほんとに。ちなみに山頂よりもこちらの方が気温がずっと低かったです。風のせいかな?


↓自炊小屋との看板。私は料理は苦手なのでインスタントやレトルトになりそう。


↓小雲取山より。青と白のコントラスト、木々の感じが高山っぽいです。


↓誰も入り込んでいない雪の斜面。子供ははしゃいで遊びまわるかも。子供といえば、今日1年生と6年生の兄弟(+遅れて大人一人)が歩いていましたが、体が軽いからか、早いですね。1年生の子は、何歳かで既に百名山の一つに登り、このコースはよく登っているので一人でも大丈夫、とのこと。すごいものです。脱帽です。


↓高い山らしい光景が続きます。


↓おっ、写真の左側に、小屋が見えてきました。そろそろ山頂であってほしい ...。ここから4枚は小屋にだんだん近づいていく写真です。着いてみたら、避難小屋でした。避難小屋ではあっても、立派な造りでした。


11:04 避難小屋 ふぅ、避難小屋のベンチで休憩です。水と菓子パンでカロリー補給。風がないので暖かく感じます。小屋入口の温度計は-1℃でした。

11:13 雲取山山頂 案内図によると、雲取山山頂までほんの少し!だったら先に行けばよかったかな。まあいいや。このあと雲取山荘にも行ってみたいしね。上の避難小屋の後ろをほんの数分歩くと雲取山山頂でした。遠くの山々は雲を被っていてよく見えませんでした。


さてと、ここから20分歩けば雲取山荘のようです。せっかくなので行ってみることにします。雲取山山頂から先に進むと、雰囲気がガラリと変わります。これまで吹きさらしでしたが、急に樹林帯となり、風もなくなります。日が陰るのでちょっと落ち着いた感じ。下りが思ったよりもずっと急で長い。これは帰りが大変だなと思いましたが、せっかくのチャンスなのでそのまま進むことにしました。圧雪の上をシューズで滑って降りていきます。

11:26 雲取山荘 10分ちょいで到着!立派な小屋ですね。山頂で一緒だった方と再び合流。その方が山荘の中に入ってみたところ、まだ稼働し始めていない感じだったのでジュースだけ買って出てきたとのこと。だったら私もまあいいかなと思い、中には入りませんでした。帰ってきてから入ってみればよかったと思いましたが、後の祭り。実際に泊まる時に初めて入ることになりそうです。さて、その方とはデジカメの話で盛り上がった後、私は雲取山に折り返し、その方は三峰神社まで進まれるとのこと。


↓帰りの樹林帯の中の様子。木の切れ間から遠くの山並みが見えますが、どこだかよくわかりません。来るときは圧雪の上をシューズで滑り降りましたが、帰りはそこを登るのでとんでもなく時間がかかります。ちなみにここも凍結はなく、今日は軽アイゼンなしで済ませました。


12:04 再び雲取山山頂 雲が増えてきたかな?案内板が2つあるということは、その方向に有名な山があるのでは? と今になって思いつきました。


12:09 再び避難小屋 人が増えていました。ベンチでなく岩の上に座って遠くを眺めたり、コンロで食事を作ったり、皆さん思い思いに山を楽しんでいるようです。天気が良くて本当に良かった!


↓ウサギの足跡、かな?


↓来た時より道が明瞭になった気がします。


12:44 ヨモギノ頭 これから進む石尾尾根の道が一望できます。あれ?ずっと向こう、もう一度山に登るんだったかな? はっきり覚えていない...。もし登るならちょっと辛そう。ちなみに緩やかな傾斜に見えますが、登りは結構きつかったです。


↓少し雲が多くなってきました。天気予報も午後から曇りだったし。


↓ドラマチックトーンのアートフィルタのような2枚。普通に撮ったのですが、急に暗くなってきたので、露出をうまく合わせられませんでした。というのも、目が真っ白な雪の明るさに慣れているので、EVFを使っても目の感覚がおかしくて、明るさがよくわからなかったから。露出の数字だけ目安にすればよかったかも。でもこれはこれでいい感じです。


↓一路下ります。ここはもう雪の世界から抜け出したところ。お年寄りや初心者から、山に慣れたと思しき方まで、いろいろな方とすれ違います。辛そうな方を見ると、どこまでいけるかな? と心配になります。まだまだ先は長いですからね。おまけに、もし雲取山荘に泊まるのだとすると、あの急で足場の悪い樹林帯の坂道を(滑り)下りなくてはいけないですし。


↓切り株の断面図?不思議な模様です。うねっているので成長に対して環境が厳しいということなんでしょうね。


↓何十年かぶりに見た「雪まくり」。すっかり忘れていました。昔は山の斜面に大きいのがたくさんあったものです。


↓あとはひたすら下ります。圧雪あり泥ありですが、泥々でどうしようもない区間はほぼありません。一箇所2,3mだけそーっと歩いたところがありましたが、それ以外は普通に歩けました。


↓ああ、もう終わりです。疲れましたが終わるのが残念なくらい。


行きは暑かったり寒かったり、指が無くなるかと思ったり、低山(なのかな?)で天気がいいにもかかわらず、冬山の厳しさをちょっとだけ垣間見ることになりました。でも足元と天気はバッチリで、楽しい雪見トレッキングでした。もう少し筋力をつけてあれば更に楽しめそうです。

東京都最高峰の雲取山ですが、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳よりも足に優しい感じがしました。アップダウンが穏やかだからでしょうね。もっと雪が多い時期、また、冬以外の季節、いろいろなバリエーションで楽しみたい山です。

なお、丹波山村村営駐車場の状況については以下の記事に書きました。

【雲取山&雲取山荘 雪見トレッキング その①丹波山村村営駐車場】



ウェア:モンベル ジオライン L.W. + 同じくモンベル ライトシェルジャケット + ユニクロ暖パン
シューズ:サロモン CONQUEST GTX
ザック:オスプレー ケストレル38
その他:ランニング用の安物ウィンドブレーカー、雨具、フリースはザックの中。

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