写真家・相原正明さん小石川植物園ワークショップ

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プロの写真家は違う!その場に存在しているのに誰も気づかない美しいイメージ、それを見出す眼力がきっと一万倍は違う。しかも、撮ったものを見せてもらってから自分が撮っても、どうも同じ出来栄えにならないのも、うーむ、である。

これまで参加した相原さんワークショップでは、今回が一番考えさせられた。何が違うんだろう?これまでは、周りの光景に潜むシーンに気づくかどうかがポイントと思っていた。しかし、今回のテーマ「葉の落ちた木々の撮影」では、さらに自ら対象の周りを回ってそれを見つけ出さなければならない。「必ず周りをぐるっと回って」「思い切り近づいて」のご指導。写真初心者にとって、これはものの見方の相当良い基礎トレーニングだ。

この見方の違いを例えるなら「天動説的」と「地動説的」とでもいうのだろうか?

天動説的な見方:
自分の周囲を見回して美しい部分を探す。撮影の対象は、自分を中心とした球の内側に張り付いたイメージ。気になる部分に近づくかどうかくらい。

地動説的な見方:
自分がこれはと思った対象の周りを動き回って、美しい部分を探し出す。撮影対象は自分の注目する立体物。当然、自分が360度動き回り、ついたり離れたり、ダイナミックな視点の移動が必要になる。

私の写真のほとんどが、ランニングかトレッキング中に撮ったもの。ランニング/トレッキング中に、おっ、いいな、と思ったシーンを(なるべく心拍数を下げないように)すぐに撮る。当然今見ている光景だけが撮影の対象で、色々工夫して撮る意識は生まれない。どうもここに根深い原因があるようだ。これからは地動説的な見方を意識していこう!

おまけ:
「冬空にはAstiaがよく合います」とおっしゃった後に、Velviaも多用している相原さんがお茶目でした(もちろん、シーン毎にベストなモードを選んでいる、ということですよ〜)。


2 件のコメント :

  1. Masaaki Aihara2017年7月8日 15:06

    いまさらですが、ご参加ありがとうございました

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    1. お世話になっております!いつも私のような初心者にも丁寧にご指導いただき感謝しています。ワークショップにはまた参加させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

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