高松観光ランニング：栗林公園散歩

栗林公園到着！ミシュラン観光ガイドで三つ星、わざわざ訪れる価値のある場所に選ばれたそうなので、来てみることにしました。

先にも書いたように、栗林公園の中はランニング禁止。これだけは注意です。でも、公園というよりも広大な庭園なので、足元なども走るのには向いておらず、注意書きがなかったとしても、ゆっくり散策しながらじっくり鑑賞するのが正しい楽しみ方ですね。（栗林公園よりも栗林庭園あるいは栗林園、の方がいいんじゃない？と思いましたが、歴史的な理由とかがあるのかもしれません。栗はなさそうで松ばかりでしたが。）


受付で410円を支払って入園。早朝は無料開放のところも多いので、それを期待したのですが、そうは行きませんでした。この時期は朝5:30から開園しているようなので、係りの方も朝から大変ですね。


傘の無料貸し出しや無料WiFiスポットなど、観光客へのサービスもしっかりしています。園内には車椅子コースも設定されていますしね。


昔の商工会館。右隣は大きなヒマラヤ杉。夏なんかは建物の影、ヒマラヤ杉の下の広い木陰が涼しそうです。今日も屋根の下のベンチでのんびり休んでいる地元の方がいらっしゃいました。


20mも歩けばすぐ何かの立て看板があるくらい、歴史的由来のあるものがたくさんあります。昔の天皇のお手植え松とか、巨大な盆栽のような見事な枝ぶりの木とか。


奥には裏山の岩肌を借景としたエリアも。近くには昔殿様が涼んだ岩窟みたいなところもあるようです。


かつて皇族も泊まった建物。そういえば池の上にはテグスが貼られているのです、何か鳥よけでしょうか？


この辺は石畳の道。石畳は足首の角度が一定にならないので、歩きにくいです。庭園でなくても、物理的に走るのには向いていません。


コース後半に行くに従って、目をひく景色が現れて、盛り上がってくるようです。庭園の南東の角に当たる吹上亭前の流れ。澄み切った水と鮮やかな水草、そこを渡る飛び石は心地よい眺めでした。子供なら入って遊びたくなる感じ。


飛来峰という小高い丘に登ると、園内の眺望が楽しめます。園内の緑と橋、池の周囲の建築物のいかにも日本庭園らしい光景です。


そういえば鯉もゆったり泳いでて、風情を高めるのに一役買っているのですが、どうも一緒にミシシピアカミミガメも沢山いるような気がします。私が池に近づいたら、餌をもらえると思ったのか、ひょっこり顔を出しながら泳いできたので。亀に罪はないというものの、日本庭園ですからイシガメとかが繁殖できる環境になればいいんですけどね。


コース後半は結構アップダウンがあります。と言っても山道ではなくちょっとした石段程度ですが。


焼き物の九重の塔。


これは殿様の盆栽を庭に植えたらこうなったらしい。由来も形も面白い。


掬月亭。四方正面の数寄屋造で歴代藩主が大茶屋と呼び愛した建物、だそうです（パンフレットより一部簡略化）。掬の字が変換できなくて困りました。パンフレットの「水を掬すれば月手にあり」と言う漢詩から、「すくう」に違いないと思って変換したら出てきました。簡単なのに読めない漢字があったとはちょっとショック。音読みはわかりません。あとで調べましょうかね。


こちらは芙蓉峰という築山より。眺めはさっきの飛来峰の方がいいですが、紅一点の梅林橋が目に飛び込んでくるので、これはこれで悪くないです。


ここまでほぼ標準コースでしたが、多分1時間はかからなかったと思います。実は北半分に行くのを忘れて、順路でそのまま出てしまいました。でもまあメインは南側のコースのようなのでいいか。

確かにミシュラン三つ星もうなづける素晴らしい庭園でした。今まで見た日本庭園の中では一番です。もっと名前がメジャーになってもいいのになーと思いましたが、単に私が知らなかっただけなのかもしれません。


あとはホテルまで一直線にメインストリートをランニングで帰りました。雨も小止みとなっていて帰りは楽でした。せめて雨が降っていなければありがたかったのですが、大雨ではなくて走れたので良しとしましょう。

次はずっと海沿いのコースなんてあれば走ってみたいです。小豆島などの大きな島はどうかな？と思って地図を見てみたら、小豆島ってかなり大きい島なんですね。一周したら明らかにフルマラソン以上ありそう。名前からしてもっと小さいような気がしていました。

▶︎栗林公園公式ホームページ（ガイドマップや解説もあります）