さつまいも(かんしょ)の生産量ランキング

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インターネットにかんしょの作付面積の統計調査結果が公開されていたのでグラフにしてみました。(2009年度データが最新。今は2013年度ですから2012年度のデータを公開してほしい。)

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生産量ランキング(2009年度 都道府県別)
1位 鹿児島県: 2位茨城県の倍、ダントツの1位。品種から見て主にでんぷん用・焼酎用か?
2位 茨城県: ベニアズマ(食用)、タマユタカ(干し芋用)に加え、ベニマサリ(食用)も多い。
3位 千葉県: スーパーでよく千葉県産のベニアズマを見かけます。
4位 宮崎県: こちらもでんぷんや焼酎用かな?
5位 熊本県: 同じ九州でもうってかわって高系14号がほとんど。食用でしょうか。

生産量ランキング(2009年度 品種別)
1位 ベニアズマ: ダントツかと思いきや、2位コガネセンガンも多い。
2位 コガネセンガン: 見かけたら買ってみたいがスーパーには売っていないような気がする。
3位 高系14号 (○○金時): 多くの県で選別・ブランド化。ホクホク系焼き芋も試してみたくなった。
4位 シロユタカ: でんぷん原料用。
5位 タマユタカ: 干し芋用。干し芋用の品種があるなんて初めて知りました。

スーパーで見かけるのとはまったく違うサツマイモも多く、面白いです。最近焼き芋用に出てきた、べにはるか、シルクスイートはこの統計には載っていません。やっとべにまさりが載っているくらい。早く最新データが見たいものですが、量の点からは、ベニアズマ、コガネセンガン、高系14号(○○金時)、あたりは当面揺るぎなさそうです。
(※品種別グラフの「その他」や「不明」がやけに多いですが、県のデータがまるごと「不明」になっていたりする(過去のデータからおそらく高系14号でしょう)ので、それが最新品種ということではなく、単にデータ収集の不備か。)

茨城県のべにまさりの割合から見て、べにはるか、シルクスイートの作付面積は全体から見るとまだ微々たるものと思います。また安納いも(商標登録されているのは種子島産のみ)もどうも600haほどのようですから、これらの品種の値段が高いのやむを得ないでしょう。ベニアズマが極端に安いのはやっぱり最も普及しているからのようです。

今後、各産地によるブランド化、差別化競争で、より美味しい焼き芋用のサツマイモが増えるといいですね。

参考文献
平成24年度いも・でん粉に関する資料


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