仙台:名取の日和山から見る東日本大震災・津波の爪痕

  0 件のコメント
震災直後に実家に帰ったときは、沿岸部の惨状に言葉もなかったわけですが、あれから3年が経ち、子供にも大震災の跡を直接肌で感じさせておこうと、沿岸部を訪れました。

↓名取市の閖上(ゆりあげ)にある日和山。周りに何もないのでぽつんと目立ちます。海外の学生たちがバス2台で多数訪れていました。ここは津波災害と復興の願いの象徴となっているのでしょうか。若い心に何かの思いが残ってくれればと思います。
DSCF3681


↓鳥居正面から。手すりも全国からの寄付で付けられたそうです。
DSCF3674

↓丘の上からの光景。コンクリートの仕切りのように見えるのは家の土台。町がまるごとなくなったのが分かります。海岸線沿いではいろいろな復興工事が進行中なので、地平線には大きなクレーンが目立ちます。
DSCF3676

↓内陸部のほうを向いてもやっぱり野原と電信柱だけ。
DSCF3678

↓名取川沿いに行ってみました。何もなければ穏やかな河口の光景ですが...
DSCF3689

↓左の壁の「津波到達高」まで海面が来たようです。
DSCF3690

↓東日本大震災直後はこんなのは目立たないような惨状でしたが、今は大分片付けられていて、ところどころに痕跡が見られる程度になりました。
DSCF3697
P8083231

↓静かです。時々小鳥のさえずる声が聞こえてくる程度。生活音がまったくないのが、のどかな中にもの悲しさを感じさせます。
DSCF3699
P8083230

仙台市中心部にいると震災の痕跡はまったく感じられませんが、沿岸部はゼロからのスタートの、まさにゼロの地点にあるようです。子供も津波被害の甚大さが感じられたようでした。


0 件のコメント :

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...