トレッキング:瑞牆山と金峰山を日帰り強行軍:①みずがき山自然公園〜不動滝〜瑞牆山〜富士見平小屋
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久々のトレッキング、奥秩父の瑞牆山&金峰山に日帰りで行ってきました。いずれも切り立った岩の頂からの眺めが絶景でした。当初は不動滝〜瑞牆山だけの予定でしたが、予想外に早く下山できたので、思い切って富士見平小屋から金峰山に足を延ばすことに。辛ければ途中から戻ってきてもいいやと思って出かけましたが、瑞牆山の後、案の定かなり辛い登りとなりました。が、砂払いノ頭で稜線に出て一気に広がる眺望を目の当たりにすると、それまでの疲れなど吹っ飛んでしまいます。おまけに金峰山山頂も目の前に(錯覚)見えているので、これは何としても行きたい!ということで、なんとか最後まで行ってきました。でもまあ、瑞牆山と金峰山を1日で登るものではありませんね。若くて運動もしている方なら問題ないと思いますが、そうでなければ辛すぎますから。
初めて瑞牆山&金峰山を歩いた感想
- 瑞牆山は、みずがき山自然公園から出発し、不動滝を経由して山頂に至る北コースと、瑞牆山荘から富士見平小屋を経由して山頂に至る南コースがある。北コースは渓流沿いを歩いたり不動滝を見たりなど比較的変化があるが、南コースは富士見平小屋から上はゴロゴロした岩場の急登が続くので辛く変化も少ない。最短距離をピストンするなら南コースだが、ゆっくり景色も楽しみたいなら北コースが良さそう。
- 瑞牆山、金峰山、いずれも急登あり。たぶんポールがあった方が楽なんでしょうね。
- 難しいところはなし。あえて言うなら、瑞牆山の渓流を渡る丸木橋と、金峰山稜線の岩の伝い歩き。
- トレランシューズだと岩のゴロゴロしたところが歩きにくかった。もっとソールの硬いトレッキングシューズの方が歩きやすいかも。
- 斜めに傾いた滑らかな岩の表面は滑りやすい。雨や雨上がりはもっと滑るのでは?
- 5月下旬、早朝の気温は8℃(途中の表示板)、昼の山頂は20℃(手持ち温度計)くらい。Tシャツ1枚で十分。スタート直後はもう一枚羽織ってもいいかも。
瑞牆山トレッキング
↓休日朝6時くらいのみずがき山自然公園の駐車場の様子。まだがらがらです。夕方帰ってきたらほぼ満車状態でした。いつ頃満車になるのでしょうか?
↓芝生公園より、これから登る瑞牆山を見る。岩がすごいですねえ。本当に登れるかな?
↓Osprey Kestrel 38。冬も終わってフリースやアイゼンがないので、どう見ても大きすぎ。でもこれしかないからしょうがありません。内側の気室を調整して最小容量にして使えるのでそんなに不便はないのですが、金峰山に登る方も小ぶりで軽快な感じのザックが多く、ちょっぴり羨ましかったです。
6:15 みずがき山自然公園出発
さて、準備も終わって出発です。しばらくは車道沿いを歩きます。新緑が気持ちいいです。芝生公園内の遊歩道を歩くコースもあるようですが、時間も変わらないらしいし、ウォームアップ代わりなのでいつも通りの舗装路で構いません。
↓舗装路が終わっていよいよ山道に入ります。しばらくはこんな感じの歩きやすい道です。
↓しばらく歩くと、さっそく巨大な岩の下を通ります。
↓渓流もあります。橋が整備されているので、川を渡る羽目になることはありません。ただしここら辺は途中道がわかりにくいところが何箇所かあります。ちょっと進んでこれはおかしいと思ったら、すぐ戻って周りをよく見回すと良いでしょう。
7:08 (53分経過) 不動滝到着
滝の流れが穿ったという大きな穴が面白いです。水は少なかったですね。時期によるのでしょう。
↓岩と緑の組み合わせが清々しいです。
↓今日一番の難関の丸木橋。他のところは3本くら横につなげた橋なのですが、ここだけは本当の丸木橋。左側の一本は上の方に、右の一本は下の方に渡っています。左を渡るとそのまま登山道に進めますが、落ちずに渡る自信がありません。右側を使えば、左側の丸太を支えに進めるので、右側にしました。そこそこ高さもあるし、滑ったら危ないですね。
↓割れた岩の間から若木が生えています。
↓だんだん登りが急になってきました。ロープがあるところは腕の力も登りに使えるので楽です。
↓こんな岩と岩の間を通ります。赤い矢印がありますが、これ以外にも赤やピンクのビニールテーブでマーキングされているので、道がわからなくなったらそれを探せばいいです。
↓「左王冠岩」という看板で左を見上げたら、なるほど大きな岩山が。
↓いよいよ登りがきつくなってきました。心拍もずっと150後半。ランニングで軽快なペースで走っているのと同じです。荷物を背負ってそれなのだからきつくて当然ですね。これ以上ペースを落とすなら一歩一歩立ち止まるくらいになるので、ここまま頑張ります。
↓岩の下のつっかい棒は、瑞牆山どこでも見られます。ジョークですけど面白いです。金峰山の方はオーバーハングの岩よりも岩山という感じなので、見当たらなかったように思います。
↓やっと急登を抜けて山頂近くに出ました。10分と書いてありますが、実際には5分でした。鎖場と階段を抜けると、すぐです。
8:11 (1:56経過) 瑞牆山山頂到着
平らな岩の山頂に立つと、ぐるりと遠くの山並みが広がり、おまけに足元は垂直に切り立った絶壁!近くから遠くまで良く見えて、広がり感は抜群です。崖の近くによるのは少々勇気がいります。
↓大ヤスリ岩。足元は垂直に落ち込んでいます。それにしても、あの大ヤスリ岩にクライミングする人もいるとのこと。頂きに立った時の気分は並の登山の比ではなさそうですが、さすがに危なそう。面白そうですけどね。
↓これは...八ヶ岳ですかね。八つくらい山頂がありそうだし。
↓水たまりのある岩から先の岩山までは何もない空間です。写真ではわかりにくいですね。
↓きれいだったのですが、どっちをズームしたのか忘れてしまいました。
↓金峰山の五丈岩。まさか今日行くことになるとは、この時は考えていませんでした。
↓南アルプス、だと思います。
↓さすがに富士山はどこからでもわかりますね。
↓崖際でコーヒーを飲んだり地図を見たり、皆さん思い思いに楽しんでいます。確かに立っていなければ、ギリギリまで近寄っても不安はないですからね。
8:25 (2:10経過) 下山開始
さて下山します。岩がゴロゴロしたところを下るので一段一段が大きめですが、登りの方がもっと大変そう。
↓下から見るとこんな感じ。疲れそう...。
↓人ひとりがやっと抜けられる穴もあります。
↓だいぶ下ったところにある桃太郎岩。ネーミング通り、巨大な丸い岩が真っ二つ。
↓右の人と比べると大きさがわかりますね。
↓すれ違う人が増えてきました。でも、北コースよりも南コースの方が人が多そうです。北コースで私が出会ったのは一人だけでした。時間が経って人が増えただけかな?
9:22 (3:07 経過) 富士見平小屋到着
中も涼しげで良さそうな小屋です。
↓ベンチに座って水分+エネルギー補給でしばし休憩。人もそこそこいますが、まだまだ落ち着いた雰囲気。ベンチもだいぶ空いています。日差しが暖かく気持ちいいです。
ベンチに座りながら考えました。ここまでコースタイム4:40のところ3:07なので、山頂でだいぶ休んだわりに早いです。それにまだ9時半。せっかく遠出して来たのにこのまま帰るのもねえ。すぐそこには金峰山の登山口があります。でも瑞牆山の急登ではだいぶ疲れました。ここからもう一つさらに高い山に登れるだろうか?
後編(金峰山に登ってきた)に続く。
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