トレッキング:瑞牆山と金峰山を日帰り強行軍:②富士見平小屋〜金峰山往復+みずがき山自然公園まで富士見平林道

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(※Flickrのアルバムはこちら)

(より続く) 瑞牆山から富士見平小屋まで下りてもまだ9時半。多少疲れていますが、思い切って金峰山に行くことに決定!疲れたらそこから戻って来ればいいやということで。しかし金峰山は瑞牆山に輪をかけてハードでした!2230mと2599mで300m以上違いますからね。おまけに森林限界から上は岩だらけで歩きにくいですし。日帰りでの強行軍は辛いです。

9:35 (3:20経過) 金峰山に向かって出発
富士見平小屋脇からのどかな感じで登山道が始まります。ずっとのどかならいいのですが。

↓ほどなく道に岩が混ざり始め、次第に大きくなっていきます。歩きにくいです。

↓これは何か標識の跡でしょうか。

↓いつもは、歩いている時にカロリー補給の甘いものを食べるのですが、甘いものだけだとどうしても飽きるし、口の中が気持ち悪くなってきます。今日は目先を変えて柿の種を持ってきました。カロリーも高く、ピリリと塩辛いのでなかなかいいですね。ピーナッツが消化に悪そうな気もしますが。

↓大日小屋より大日岩を望む。まだだいぶ上ですね。

↓かなり疲れてきました。というから登り始めから疲れています。鎖や木の枝や根など、手が使える急斜面は逆に楽なのでホッとします。

↓大日岩と日暈(ひがさ)。天気が悪くなるんでしたっけ?

↓大日岩を見上げる。大日岩は岩というよりも岩山です。

10:40 (4:25経過) 大日岩の上の分岐に到着
ここからしばらくフラットな区間もありますが、ほとんどが下の写真のような急登。おまけに足元は入り組んだ木の根とゴロゴロした岩のミックスで、歩きにくい。心拍が上がります。

11:23 (5:08経過) 砂払いノ頭到着
大日岩から45分くらいで砂払いノ頭到着。ここから稜線になるので視界が一気に開けます。ここまで苦しかった木の根と岩の急登のことなど吹っ飛んで、爽快この上ありません。ここに写っている岩の向こうは切り立った崖です。私も行ってみましたがギリギリまではとても行けませんでした。

↓写真の方は、崖っぷちまで数十センチに立って景色を眺めています。すごい!

↓富士山もよく見えます。

↓数時間前に登った瑞牆山。あんなに高いと思ったのですが、ここから見るとそれほどでもなく見えるから不思議です。3段階にズームインするとこんな感じ。

↓金峰山と五丈岩が見えます。ここまでくればもう少し!右側は切り立った崖、でも左側は一面の緑。好対照です。

↓崖の間から富士山が見えます。

↓飛行機雲が綺麗でした。飛行機雲の影が雲に映っていますね。

↓ひと山越えたかな。砂払いノ頭の景色で疲れが吹っ飛んだ気分になったとはいえ、身体はやっぱり疲れているので、登りの足取りは重いです。

↓金峰山小屋との分岐点。写真でわかるように、稜線はずっと岩がゴロゴロしていてとても歩きにくい。もっと大きな岩のところもありますが、岩の一番高いところをつないで歩くか、地面に近いところを選んで歩くか、どちらかにしないと、上下方向の小刻みな移動が大きくて疲れます。

↓よーし、たぶんこれが最後の登り!

↓あとは一直線!

12:11 (5:56経過) 金峰山山頂到着!
やったー、というよりも疲れたー!本当の山頂は、あの岩の積み上がった中にあるようです。

↓これが五丈岩。中央下の鳥居やその左側の人と比べると大きさがわかると思います。登れそうな気もしますが、下に行ってみるとまた違った感覚なのかもしれません。てっぺんちょっと下までなら行けそうな気がするのですが、今日は疲れてクラクラするのでやめておきます。

↓五丈岩から右にずらしながら写した写真です。パノラマにすると細長くなって見えにくいのでそのまま載せました。

↓富士山と五丈岩

↓八ヶ岳と瑞牆山

↓金峰山々頂の標識。2598mと書いてありますね。今は2599mだったと思います。

↓さすがに疲れたので、私にしては珍しく、岩の上に陣取ってゆっくりと昼食にします。と言っても屋外で料理する才能はないので、やっぱりパンですが。結局トータル30分くらい山頂でぶらぶらしていました。

12:43 (6:28経過) 金峰山から下山開始
↓岩の下りはやっぱり歩きにくい。

↓一歩間違うと...。

↓稜線から木立の中に入ると、土と木の根があるので、岩だけよりは歩きやすいかも。

↓大日岩の鎖場。

↓ふと上を見上げると緑と青空が綺麗でした。

↓ここだけ木の皮が剥けていました。クマですか?

↓富士見平小屋にほど近いところで、大学の山岳部でしょうか、トレーニングなのか新人歓迎イベントなのか、大きな荷物を背負って賑やかに上がって行きました。頑張れ〜。

14:40 (8:25経過) 富士見平小屋到着
やった。無事に金峰山を往復できました。朝よりテントが増えているような気がします。地図にはテント10張と書いてありましたが、もっと多いですね。そういえばセミが鳴いていました。山のセミは早いんですね。

14:50 (8:35経過) 富士見平小屋出発
この時点では、あとはみずがき山自然公園の駐車場までぶらぶらと下ればいい、登山も終わり、とたかを括っていたのですが...

↓5万分の1の地図しかなかったため、みずがき山自然公園への分岐がよくわかりません。ここは水場の入口だから違うし...

↓瑞牆山荘に下る方に、もう少し下では?と教えてもらい、しばらく下ったところで、右手に黄色い車の止まっている道を見つけました。ありがとうございました。

↓この林道がなかなか気持ちよく、軽快なハイキングの雰囲気です。

↓大ヤスリ岩も見えるし、


↓丸い岩の上に乗った木があったり、

↓見晴らしのいい崩落箇所もあったりします。

しかし、道なりに歩いて行ったら、瑞牆山荘に降りる階段と交差しました。あれ? ここにぶつかるはずはない!90度違う方向に歩いているはず!でも目の前には現実があります。通りがかりの方に聞きながらよくよく地図を見ると、どこかで分岐を見落としたようです。このまま瑞牆山荘に出て林道を歩いて行くこともできそうですが、地図ではとても遠回りに見えます。仕方ありません、今来た道を引き返して分岐を探すことにします。

↓10分ほど戻ったでしょうか、分岐がありました。写真右上に標識がありますが、行き先を示す矢印の板がもう一枚、この裏側に向いて付いていました。これは上から下ってくると隠れて見えません。おまけに今まで歩いていた林道が左に曲がっていくの視線もそちらを向いてしまい、標識にすら気がつかないかも。最初のヘアピンカーブでは標識に注意しましょう。


↓山の上もそうでしたが、シャクナゲの花がポツポツと咲き始めていました。満開はまだ先ですね。これが咲きそろったら見事なことでしょう。

↓道自体ははっきりしていますが、結構な勾配をどんどん降りる道。本当にこれでいいのか不安になります。さっき間違ったので分岐には気を配っているつもりなのですが。

↓よかった、あっていたようです。芝生広場の方に向かいます。

↓しばらく降りて水辺の公園のようなところで川を渡ります。地図でも大鳥川を渡っているので、そのポイントですね。よかった。正しい道のようです。

↓木立の向こうに道路と駐車スペースが見えてきました。みずがき林道ですね。ここで道路に出ることにしました。

↓半日山を歩いてきた足には、車道は歩きやすくてうれしくなります。

16:03 (9:48経過) みずがき山自然公園到着
やっと戻ってきました。富士見平小屋からあとでこんな目にあるとは思ってもいませんでした。もう登山は終わった気分だったのですが、やっぱり最後まで終わってみないとわからないものです。

↓着替えを済ませて帰路につきます。小仏トンネルで3kmほど渋滞がありましたが、十分流れていたのでそれほど時間は取られませんでした。

瑞牆山、金峰山、いずれも景色が良く、とても楽しめる山でした。両方に行くならやっぱり瑞牆山荘か金峰山小屋に一泊するのが良いです。無理に1日で両方こなすのは負荷が高すぎて、せっかくの登山が楽しめなくなるでしょう。瑞牆山に1日当てられるなら、南コースのピストンで単なる急登の往復にせず、ゆっくり歩いて北コースから入り南コースで帰る、というのが良いでしょう。金峰山は往復するしかありませんが、できるだけ荷物を軽量化しソールのしっかりしたシューズを選ぶと良いように思いました。今回は好天に恵まれましたが、天気が荒れたりすると厳しい登山になりそうです。

RC3 GPSによるトレーニング負荷は707、消費カロリー5316kcal。これまでのトレッキングの最高が、丹沢主脈縦走のトレーニング負荷635、消費カロリー4656kcalでしたから、それよりも負荷は上でした。疲れたわけです。


2 件のコメント :

  1. 瑞牆山荘から瑞牆山と金峰山ピストン日帰りしようかと思ってます。長崎からなので、無理して頑張ります。翌日は甲武信ヶ岳へもチャレンジ予定です。参考になりました。

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    1. 参考にしていただけたのは嬉しいですが、ハードなピストンの翌日も甲武信ヶ岳とのこと、おそらく山慣れた方とは推察いたしますが、くれぐれもお気をつけて。晴れるといいですね!

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