千畳敷カールでハイキングのはずが乗越浄土まで

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晩秋の土曜、千畳敷カールに行ってみたい!ということで、家族みんなでハイキングに行ってきました。


有名な観光地、おまけに一般車進入禁止でバスに乗り換えて行くので、とんでもない混雑になるかと思いましたが、実はそれはハイシーズンだけ。山の上の紅葉が終わったタイミングなので、混雑予測カレンダーはレベルE(最も混雑しない時期)。安心して朝余裕で行くことができました。


菅の台バスセンターから出発。臨時バスも出ましたが、バス2台に余裕で収まる人数。駐車場も6割程度の埋まり具合。快適です。すぐに橋を渡ります。おー、山に来たなー、と期待が高まります。


30分ほどかけて、バス一台分の幅しかない道を登っていきます。運転手さんは大変ですね。


しらび平でロープウェイに乗り換えます。発車後すぐに雲の中に突入して視界ゼロ。これだと上はどうなんだろう?白い霧を見て帰ってくることになるの?と心配になります。しかしちょうど中間点くらいで雲の上に抜け出しました!


遠くには山々が顔を覗かせています。うーん、来てよかった!


千畳敷駅の駅舎から出ると、目の前に千畳敷カールとバックの山々が広がっていました。ここに出た瞬間のみんなの感想
「ピラタス蓼科よりぜんぜん本格的!(※坪庭のこと)」
「空がきれいすぎて、コンピューターの絵みたい!」
そんな感想が出るほど雄大な空間&澄み切った青空でした。


さっそく駅のパンフレットのガイド地図に従って、ハイキングコースを歩き始めます。一周40〜50分みたいですね。左側の道から反時計回りに歩いていきます。


遊歩道から見る南アルプスの峰々。雲海と相まって美しい景色を望めます。


そして上を見上げると、こちらも険しい岩が連なった光景。前の人は装備からして上まで行くんでしょうね。いいなあー。


上の稜線までの八丁坂、歩く人が小さく見えています。うーん... 行ってみたい...。でも今日は家族みんなで完全のんびりモード。登山装備ではありません。


でも、上を見れば見るほど行きたくなります。八丁坂分岐点でしばし家族会議。30分だけ行って戻ってくる、次の次のロープウェイには乗らなきゃ、ということで、時間をもらいました。ありがとう!早速ハイペースで登り始めます。稜線まで行ってくるだけなので、最初ゆっくりとかのペース配分はどうでもいいです。いきなり心拍を上げます(心拍計なしですが、多分150後半くらいかな?)


子供が下から撮った一枚。登っている私が見えたそうで、おー、確かに写ってる!自分のトレッキング姿など撮ることもなかったので、とっても新鮮です。


次第に、というか、かなり急速に高度を増していきます。足元は整備された岩と石の山道で、ゴロゴロした岩に足を取られることもなく、かなり歩きやすいですね、気象さえ穏やかなら、という限定付きで、高尾山に登るようなハイキング装備でも十分いけるレベルです。

実際、一般観光客スタイルの方も多数見かけました。でも体力はそれなりに要求されるし、風が出るとすぐに寒くなる高山です。最低限、足元はスニーカー、ウィンドブレーカーを持ち、日頃ウォーキングしている、という方でないと稜線まではたどり着けないでしょう。下りも急なので、運動不足の方は膝にくるかもしれないし。上までギリギリたどり着けるレベルだと、下りは地獄でしょう。


下って来た方に、あと100mもないですよ〜、と励まされラストスパート!稜線はすぐそこです。


12:22 乗越浄土到着!八丁坂分岐から22分。風がそこそこ吹いていて、汗をかいた体が急速に冷えていきます。でもまあ我慢できるレベル。天候に恵まれました。


うーん、どっちを見ても、歩きやすそうな稜線の道が続いていますね。次は是非ここから先に行ってみたいものです。でもまたしばらく後かな〜。今日は千畳敷カールのハイキングを目指してやって来たので、思わぬEXTRAに十分満足です。


ロープウェイ千畳敷駅をアップ。やっぱり結構高低差がありますね。


お〜!富士山も見えています。


数分の滞在で下山開始。改めて雲海がきれいだなーと思いました。雲海がなくて遠く下まで見渡せる景色もそれはきれいに違いありませんが、実はきれいに晴れた上で、雲海と南アルプスを眺められるチャンスの方が貴重なような気がします。


行きも帰りも少し急いだので、皆さんを追い越して進みます。岩や金網ににつまづきさえしなければ危険な部分はありません。


八丁坂分岐まで下りは15分くらい。無事に剣ヶ池でみんなと合流できました!色々写真を撮って楽しんでいたみたいです。よかったよかった。突然計画変更させてくれてありがとう!


この辺からは雲のうねりもはっきりわかります。モノクロにすると荒海みたい。


駅舎内からの眺め。望遠鏡もありましたが、ロープウェイの時間が迫っていたのでパス。


ロープウェイで下り始めると、今度はすぐに雲海に突入!


またしてもホワイトアウト。下界は曇り空。少々寒々しい晩秋の雰囲気で、雲の上と好対照でした。


初めての千畳敷カール、時間をかけて行った価値は十分ありました。有名スポットになるのも納得です。次はいつか乗越浄土からさらに奥まで行ってみたいですね。


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