東日原〜稲村岩尾根〜鷹ノ巣山:①東日原駐車場〜稲村岩コル、朝日の差し込む山霧の中を歩く

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今週はお盆休み。多少時間に余裕ができたので、久々のトレッキングに行ってきました。奥多摩は、金曜夜が雨で土曜の朝は晴れの予報。よし、これなら空気が澄み切って、いい景色が見られるに違いない!という勝手な思い込みで、鷹ノ巣山に決定!コースは稲村岩尾根ピストン!ここは奥多摩三大急登の一つといわれています。今後さらに長い急登も歩きたいので、そのための第一歩としてちょうどいいでしょう。

6時ちょっと前の東日原駐車場。さすがにまだガラガラ。私より先に出発する方たちと朝の挨拶を交わしながら、装備の点検やストレッチを怠りなく。


6:05 出発
さあ、駐車場の料金箱に¥500を入れて出発。山の上は大きな雲に覆われていますが、その上はきれいな青空。この後あの雲が消えてくれるといいのですが。


しばらく集落内の日原街道を歩きます。猫も雲を心配そうに(?)見ています。いきなり登山道に入るのではなく、普通の道を歩くのはウォーミングアップにいいですね。急ごうという気にならないので心拍をゆっくりと上げられます。今日は長い急登を歩く訓練ですから、心拍をZone3以下に収めるようにゆっくり歩く予定です。


中日原バス停付近まできました。正面に見えるのが有名な稲村岩。とんがってますね。今日は余裕があれば行ってみたいな。写真で道路の一番奥の小屋の右に、登山道の入口が小さく見えて来ました。


6:17 (0:12経過) 登山道入口
「稲村岩を経て鷹ノ巣山方面登山口」の看板があります。道沿いなので見逃さないでしょう。


民家のすぐ横を下ります。すぐ横といっても道路から急峻な斜面が落ち込んでいるので、ぐっと低いところですが。それにしても、いきなり下る登山口というのも珍しい。


さらに下ります。そのうち渓流沿いの斜面を歩くようになり、


橋で渓流を渡ります。


6:25 (0:20経過) 登りの始まり
橋を渡ると一転して登り。よーし、ここから本格的な登山のスタートだね!


うむ。最初からなかなか傾斜がきつい。見上げる杉林も鋭く空に伸びているような。


鎖場のような極端な急登ではありませんが、コンスタントな登り。ペース配分を間違えると辛そうです。特に序盤は先を急ぎたくなるもの。心拍を急に上げないようにじっくり歩きます。一番いいのは周りの風景を写真に撮りながら登ること。歩くペースが落ちるので、自然と無理のないペースになります。ただし、熱中して時間をかけすぎないよう、逆の注意がいるかもしれません。


雨上がりの朝、日が当たってきたので結構蒸し暑い。


何ヶ所か木の橋で小さな渓流を渡りながら進みます。


橋を渡って左を見ると、朝日に透ける樹々の葉が見事でした。ヤマケイアルペンガイド4 奥多摩・奥秩父には、ここら辺は「沢を離れるとジグザグの急登が始まる。この急登を登りきると稲村岩のコルだ。」としか記述がありません。(ん? よく見ると、始まりと終わりだけで、途中が完全にスキップされてるし。) ガイドブックの限られたスペースには載らないかもしれませんが、意外に気持ちよい区間でしたよ。どんよりした曇りとかだと分かりませんが。


だんだん木の根も張り出してきます。部分的に急なところは、心拍を上げないよう、足踏みのような小刻みな歩幅でじっくりと進みます。どうせ鷹ノ巣山山頂までコースタイム3時間程度です。慌てる必要もありません。


ここら辺から次第に朝霧に覆われてきました。周りがすーっと霞んでいきます。霧のせいか気温(それとも体感気温?)が下がり、ひんやりと気持ちよい空気になりました。おまけに木漏れ日が天から差し込む光のようになるという、初めて見る光景!これは綺麗でした。写真で光が虹色に写っていますが、これはレンズのイタズラではなく、肉眼でもはっきりと虹色でしたよ。


ついつい写真を撮りまくってしまいました。霧の中、見上げる登りに近づいてきて、


7:12 (1:07経過) 稲村岩のコル
その上が「稲村岩のコル」でした。左が稲村岩、右が鷹ノ巣山方向の分岐点。さてと、どちらに行こうかな。ちなみに東日原バス停からのコースタイムは55分。周りの景色に夢中になったので、少々時間オーバーです。その分心拍は上がらず快適に歩いて来れました。


その2に続く(こちら)。


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