東日原〜稲村岩尾根〜鷹ノ巣山:②稲村岩コル〜鷹ノ巣山山頂、ひんやりとした霧に包まれて急登を歩く
稲村岩のコルからどちらに行こうかな? 左の稲村岩は岩場の連続のようです。コースタイムは片道20分。往復40分か。右は鷹ノ巣山方面。こっちもさらに急登が続きます。
7:12 (1:07経過) 鷹ノ巣山方向へ
今日はそもそも鷹ノ巣山山頂からの展望を期待して来たので、まず鷹ノ巣山に向かいます。稲村岩はなんだか危なそうなので、もっと乾いてからの方が良さそうな感じ。写真は鷹ノ巣山方向の急登ですが、まあゆっくり行けば大丈夫でしょう。
芸術的、立体的な蜘蛛の巣。よくある平面的な巣ではありません。どういう理由でこんな構造にするんだろう? 自然が無駄なことをするはずはないので、何かが有利なんでしょうね。不思議です。
切り株。切り口が新しい。
切り株ベンチでしょうか。アルファベットが記されているとついオシャレなデザインに見えてしまいます。刷り込まれたイメージです。まあイメージも大切ですからね。
急登を囲む緑のトンネル。静かな雰囲気。直射日光の熱さが霧で和らげられている感じ。そういえば稲村岩コルあたりから山頂近くまで、体の周りをブーンと低い音で飛び回る暗黄色のハチかアブと時々遭遇しました。アブなら遠慮なく追い払うところですが、スズメバチだと手出しをすると大変。なるべく刺激しないように静かに歩き続けます。今日は黒い帽子なので、スズメバチ対策に白いタオルをそっと上からかぶりましたが、いつ襲いかかってくるかとヒヤヒヤものでした。(下りの時にようやくはっきり見えましたが、結局アブ。なんだ、追っ払えばよかった。)
この場所は面白かった。植林と自然林の境界がはっきりです。全部自然林だとダメなんですかね。多様化した自然の林を手入れした方がいいと思うのですが。遠い昔はどこもそうだったはずですし。杉という種類に経済的な価値があるのかな?
急登に加え、木の根、泥、石ころで滑りやすくなってきます。足元に気をつけて、なるべく急な動きをしないようにして進みます。
だんだん倒木も増えてきました。倒木の根元を見ると、山の表面に根が広がっているだけで、深く根を下ろしてはいなようです。山の表土の特殊性でしょうか?
左の木の下は、人が入れるほどのうろ。子供は喜んで入るところでしょうね。
霧がいよいよ深くなっていきます。ん? 霧? そうではなくて雲の中では? とやっと気が付きました。中にいる分にはどっちでも同じことですが。
おっ、何かの標識です。しばらく人工物がなかったので新鮮です。「41 | 42」と書いてありますね。
8:29 (2:24経過) ヒルメシクイノタワ
もしやと思ったらやっぱりここがヒルメシクイノタワ。狭いですがこの稲村岩尾根コースでは貴重な平らな場所です。標識はかなり年季が入ってボロボロです。支柱にはヒルメシクイノタワーと「ー」が付け足されていました。こういう洒落の効いた落書きは笑えるので許せるかな。
昼食には早いので立ち止まることなくそのまま進みました。でっかい枯れ木。
傾斜は一向に緩くなりません。でもヒルメシクイノタワから山頂までのコースタイムは40分と地図にあるので、20〜30分もすれば山頂でしょう。
頭上の木の合間からは青空ものぞいています。いいぞ!山頂の景色が楽しみ!
いつの間にか霧(雲)も消えてクリアな視界になりました。
ん、ちょっと傾斜が緩やかになってきたぞ。
最後の急登を抜けると、ついに鷹ノ巣山山頂の標識が見えてきました。果たして景色はどうでしょうか?
その3につづく(こちら)。
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