Polar RC3 GPSのGPSデータ(GPX)をGoogle Mapsに取り込んで自分のブログに貼り付ける方法

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Polar RC3 GPSのデータをpolarpersonaltrainer.comに取り込むと、GPSデータを地図としてみることができます。これをブログに表示したいな〜とは誰しも思うことでしょう。以下のようにすると、比較的簡単にできます。比較的とただし書きがついているのは、完全自動とか一発変換ではないからです。でもあまり迷うところはありませんので、是非試してみてください。


GPSデータ(GPX)のダウンロードとKMLへの変換

1 polarpersonaltrainer.comの[概要]ページの一番下の[GPXをエクスポート]を選び、ファイルをダウンロードする。このフォーマットはGPXです。


2 Google MapsはGPXは読み込んでくれません。読み込めるのはKMLかCSVです。KMLの方が良さそうですので、ここではKMLに変換します。GPSBabelというフリーウェアを使います。あらかじめダウンロードし、インストールしておいてください。GPSBabelを起動すると以下のような画面になります。

 
この画面は以下のように操作しましょう。

1 → プルダウンメニューから[GPX XML]フォーマットを選ぶ。たくさんあるので注意。
2 → 先ほどダウンロードしたGPXファイルを指定する。
3 → プルダウンメニューから[Google Earth (Keyhole) Markup Language]フォーマットを選ぶ。こちらもたくさんあるので注意。
4 → GPX→KML変換後のファイル名を指定する。
5 → [OK]で変換開始!


KMLのGoogle Mapsへの取り込み

3 さて、変換が終わったらGoogle Mapsを開き、ログオンします。そしてマイマップから[新規作成]を選ぶと以下の画面になります。ここで吹き出しが付いている[インポート]を選びます。


4 ファイル選択画面がでるので、先ほど作成したKMLファイルを指定します。

5 そうすると数秒〜10秒ほどで以下の警告画面がでるはずです。データが多すぎるということなのですが、ここはこのまま[インポートを続行]です。後で不完全なデータを消せばいいので。


6 インポートが完了すると、画面左側に取り込まれたデータが表示されます。Tracks, GPS device, Pointsの三つがありますが、必要なのはTracksだけ。あとの2つは削除してください。削除の仕方ですが、例えばPointsの場合は、[Points]をクリックすると右側に▼マークが出ますので、それをクリックして、[削除]を選んでください。


地図はこれでできました。思ったより簡単だったのではないでしょうか? 次にこの地図をブログに貼り付けますが、その前にちょっとだけ設定の変更が必要です。


地図の共有設定の変更

7 Google Mapsは、デフォルトでは地図が非公開の設定です。これを公開の設定に変える必要があります。右上に[共有]ボタンがあるのでこれを押しましょう。


8 そうすると共有設定画面が表示されます。この真ん中右側に[変更...]のリンクがあります。これをクリックすると...


9 公開レベルの設定画面がでます。普通のブログなら一番上の[ウェブ上で一般公開]を選びます。そうじゃないというかたは適切なものを選んでください。[保存]を選んで設定は終わりです。



埋め込み用HTMLコードのコピーとブログへの貼り付け

10 さて、いよいよ最後のステップです。メニューから[自分のサイトに埋め込む]を選択すると...


11 埋め込み用のHTMLコードが表示されます。このHTMLコードを自分のブログに貼り付ければ完了です。


ブログにより貼り付け方は違いますが、HTMLコードとして貼り付けることが必要ですのでご注意ください。多分、通常の編集画面にそのまま貼ると、HTMLコードがそのままテキストとして貼り付けられるので、埋め込みとして機能しなくなります。

きちんと埋め込みされると、以下のように表示されます。やった!

以下は失敗例。編集画面でこう見えているとただの文字列なので、おそらく地図は出ないはずです。

<iframe height="480" src="https://mapsengine.google.com/map/embed?mid=zgwj4aPXs0O4.ki6qrY8cNdo8" width="640"></iframe>

ソースコードの編集方法はブログにより違うので調べてみてください。blogger.comであれば、編集画面左上の
  [ 作成 | HTML ] ボタン
で切り替えます。


おまけ1 地図のサイズを変えてみよう

デフォルトでは地図の横幅は640です。自分のブログにはサイズが大きすぎるなー、という方は、先ほどのHTMLコードの数字をちょこちょこっと変えるだけで調整できます。

width="640" で横幅(ピクセル)を指定しています。この640を320とかにするとぐっと小さくなります。縦横比が変だよ、という方は height="480"の数字も合わせて変えてみましょう。


width=""は%の指定もできるので、例えばwidth="75%"と書けばこうなります。自分のブログの表示エリアにぴったり表示したいなら、width="100%"ですかね。



おまけ2 地図を画像として表示させてみよう
地図を埋め込むと、気になる人には気になる問題があります。例えば
  • Google Mapsからのデータ読み込みに時間がかかるので、地図一枚だけの記事だと、なかなか地図が表示されずにいらいらする。特にモバイルの場合。
  • RSSリーダーなどに地図が表示されない場合がある。画像として表示されていればされることが多い。でも、スクリーンキャプチャして貼り付けるのはGoogle Mapsの利用条項違反。
さて、これはどう解決したらいいでしょうか? Google Mapsには、与えられた緯度経度を表す文字列を画像に変換して返す機能があるので、これを使いましょう。これについては少し難易度が高いので、別の過去記事にてご紹介しています。こちらへどうぞ。

2015/12/14 追記:地図を画像として表示させるのに必要なコードを自動生成するWebサービスを公開しました。GPSログをWebにアップするだけで、ブログに貼り付けるコードを生成します。【関連記事はこちら】

ではでは。

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